2026-03-01 ココちゃん通信       第1678号

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大阪府柏原市峠

前編 亀の瀬地すべり

 数万年前から地すべりを起こしていた危険地帯亀の瀬😲柏原市峠に位置し、大和川に沿って主要な鉄道、道路が通っています😧
 江戸時代以前に地すべりの記録はありませんが、1903年(明36)、1931年(昭6)、1967年(昭42)と、明治以降だけで3度も発生しています😲
 地すべりは、亀の瀬北のドロコロ火山から噴出した溶岩が、二層になって南下しているのが原因です😧2度の噴火で、風化した粘土層がみられており、地下水を含んだ粘土層がすべり面となっていることです。左岸には大和川断層があって、溶岩層の裾を大和川が浸食していています。こうしたことが原因で地すべりが繰り返されてきたものです😢
 明治以降で、最大の地すべりは1931年(昭6)に発生しています。この時は、地すべりが原因となって大和川の河床が9メートル隆起し、河道が完全に閉塞してしまいました😧このため、山系を越えた奈良県王寺町周辺がダム湖のようになり、広範囲に渡って浸水です😖
 放置すれば浸水域がさらに広がること、閉塞する土砂が決壊すると、こんどは大阪平野が浸水することになることから開鑿工事がおこなわれました😲
 JR関西本線の前身となる大阪鉄道は、1889年(明22)に柏原・湊町(現JR難波)間、1890年(明23)に奈良・王寺間が開通しました☺️ですが、柏原・王寺間は大和川右岸を通るルートで亀の瀬の難所を抜けるトンネルが必要です。
 1892年(明25)にトンネル工事が完了、ようやく奈良・湊町間が全通するに至りました☺️ですが、1931年(昭6)の地すべりで亀の瀬トンネルが破壊されました。復旧を試みるも通行不能となり、トンネルは放棄され、線路は大和川対岸へ移りました。トンネルの位置はわからなくなっていましたが、平成20年の工事でトンネルの一部が発見され、昭和6~7年の地すべりで崩壊した明治25年のトンネルの一部であることが確認されています😲
 地すべりが発生した場合、現在では奈良盆地や大阪平野が水没し、被害額は4.5兆円にものぼります😲これまでの60年近くで850億円以上の費用を投じ、現在もなお地すべり対策工事が続けられています😧

K1 第5号排水隧道
k2 第5号排水隧道の内部
K3 旧大阪鉄道の亀瀬隧道
K4 現地に建つ地すべり地域の看板
k5   大和川亀の瀬
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2026-03-01 ココちゃん通信       第1678号」に4件のコメントがあります

  1. WoW… this is both beautiful and a little scary.

    I had no idea the area between Osaka and Nara carried so much history under its feet. The story of the old tunnel from the Osaka Railway being lost and then rediscovered gave me chills. Nature really has the final say.

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    1. Willie Torres Jr. さん、おはようございます。いつも有難うございます🙇‍♂️
      この地域の景観はとても良いです。ですが、過去には何回も地すべりを引き起こしています😧確かに怖いところです😖
      現在は、地すべりを抑える対策工事によって発生していませんが、それでも絶対とは言い切れません。そんなことから、今の土木技術をもってして対策が継続されているのです☺️

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  2. What a fascinating and richly detailed look into history and geology! Your account of the recurring landslides at 亀の瀬 in 柏原市 brings the story of the region vividly to life, especially how the forces beneath the earth shaped both landscape and human infrastructure. The connection you draw between natural processes, the engineering struggles along the 大和川, and the fate of early rail lines like 大阪鉄道 makes this not just informative but truly engaging.

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    1. vermavkvさん、おはようございます。いつも有難うございます🙇‍♂️
      これまでに何度となく繰り返されてきた亀の瀬の地滑りという危険地帯です😲近代土木技術によって、地すべりを抑える工事が行われ、このところは発生していません☺️ですが、これからも絶対に発生しないとはいいきれないところが地政学上排除できないことです😖
      ここの山の斜面には何本もの鋼管の杭が打ちこまれています。地すべりの発生を抑えるためです。まさに、自然と人間の知見との闘いともいえます😁所管の行政機関である国土交通省の関係部門が「地すべりをおこさない」との固い信念のもと対策に取り組んでいます。その取り組みが今も続いています☺️
      巨大地すべりが発生すれば大変なことになります。ここを流れているのは、大阪府下でも有数の大河川です。地すべりで川が塞き止められれば、その前はダム湖になってしまいます。さらに、その塞き止めた土砂堤防が決壊すれば大阪平野は広範囲にわたっての浸水が免れません。大惨事になります😖

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