原発、安全は担保されていない

2024年1月13日  第919号

   発行人

大阪のうめ吉    


2024年   

1月13日

第919号   
編集・ココちゃん

       

原発、安全は担保されていない

 能登半島地震により、北陸電力志賀原発(石川県志賀町、停止中)でトラブルが相次いでいます。揺れが一部で想定を上回ったことも判明しました。5系統ある外部電源のうち2系統が使えなくなっています。事故そのものと言えます。地震や津波の全容はつかめておらず、北陸電力が再稼働を目指す2号機の安全審査は、長期化が不可避になっています。それ以前に、発表、訂正を繰り返すなど、ずさんな対応としかいいようがありません。北陸電による原発は安全が全くと言えるほど担保されていません。原発を運用する資格などありません。

              

  

す。                  
 しかも北陸電は、このうち1系統の復旧に必要な部品の在庫が足りず、調達するまでに半年ほどかかる可能性があるとしていることです。  
 「部品」がない、こんなことで原発を運用しようとしているのですから、開いた口がふさがりません。部品も揃えずに原発を運転しようとする北陸電、頭っから運転資格などありません。           
 今回の地震、志賀町では震度7を観測しましたが、志賀原発の敷地では震度5強でした。とはいえ、この程度の揺れで、外部電源から電力を受ける変圧器が1、2号機とも破損しているのです。この破損によって約2万3400リットルもの油が漏れ出しています。外部電源の一部2系統が使えぬままです。      
 変圧器の破損は軽い事故ではありません。07年に起きた新潟県中越沖地震では、被災した東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)でも故障し火災が起きているのです。   
 このようなことになれば大事故につながりかねません。新潟の場合は、幸いに消火でき、過酷事故には至りませんでした。        
 今回、北陸電では、爆発音がしてスプリンクラーが作動していることから、政府が火災発生と発表しています。油漏れと変圧器の一部破損によるものを作業員が火災の発生と誤認し、国や関係自治体などに報告したことによるものだったとしました。作業員らが再度、現場を詳しく確認したところ、火災の発生は確認されなかったとしています。なんとも奇妙なことです。一作業員が政府などに報告するのでしょうか。

 

    


           


      
                           

                        
        

         
大和川、阪堺大橋でザウルスちゃん撮影       

         

みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね

        

この欄はココちゃんの担当です

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