こんな裁判官はいらない

2023年12月23日  第898号

   発行人

大阪のうめ吉     
2023年   

12月23日   

第898号    
編集・ココちゃん

こんな裁判官はいらない

   

    

 東京電力福島第1原発事故、千葉県に避難の6世帯17人が、国と東電に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が東京高裁で22日に出されました。東電に約508万円の支払いを命じた一審千葉地裁判決を一部変更、賠償額を計440万円に減額したうえ、国の賠償責任は一審に続き認めないものとなりました。国の責任を認めない不当判決です。 

 裁判長は「仮に国が対策を義務付けていたとしても、津波による浸水は避けられなかった可能性が高い。同様の事故が発生した可能性がある」としています。         
 全くおかしなことです。裁判長は「仮に国が対策を義務付けていたとしても、津波による浸水は避けられなかった可能性が高い。同様の事故が発生した可能性がある」としていますが、対策をしても事故を避けられないのなら原発を持つこと事自体がそもそもおかしいのではないか。     
 日本は世界でも有数の地震国です。そんな日本が、津波で大事故を起こすのに原発を国が推進していることになります。こうしたことを考えても国の責任は絶対に免れないはずです。              
 だいたい、こんな日本でありながら、国は東電、いや東電だけでなく、全国の原発をもつ電力会社

に必要な対策を取らせてこなかったことです。      
 海域で地震が発生すれば当然津波が発生します。こうしたことを踏まえ、日本共産党の吉井英勝議員が2005年以来、地震や津波などによって全電源喪失が原子炉の冷却機能を破壊し炉心溶融を招くと質問主意書や国会質問で取り上げてきているのです。ですが、国は警告に耳を貸さずの姿勢をとり続けてきたことです。      
 国会で全電源喪失による炉心溶融は現実には起こらないと吉井氏に答弁していたのは当時寺坂信昭・経産省原子力安全・保安院長です。       
 その後、現実に福島第1原発で指摘されていた大事故が起き、「全電源喪失による炉心溶融は現実には起こらない」と答弁した当時の寺坂信昭・経産省原子力安全・保安院長が「当時の認識に甘さがあったことを深く反省している」と答弁しているのです。   
 このようなことを考えても、対策を講じさせなかった国の責任があるわけです。           
 今回の訴訟で、国の責任を認めなかった裁判官は、無知なのかバカなのか。国に忖度することしかできないのか。こんな小学生でもわかるような判決を出す裁判官を高い給料を払って国が養う必要など全くありません。
 だいたい、この程度の認識、見識しかない人物を司法に携わらせること自体が問題です。こんな裁判官が少なくないのが現状です。    
 吉井議員が指摘していたことなど、全く認識していないからこのような判決を出すのです。短絡的そのものです。

 

    


           

 

 

平野区長吉 ザウルスちゃん撮影         

         

みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね                      
        

この欄はココちゃんの担当です

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