

作詞・吉岡治 作曲・山口ひろし

北新地の夜
わたし、古い女と言われても、それでもいいのです。
あなたに、あなたについて行きたいのです。
あなた、お願い、私を、わたしを棄てないで

闇に浮かぶ新地のネオン
その場かぎりのやさしさでもいいの。嘘でもいいのよ、わたし、わたし、それをたよりに生きられます。
あなたに、あなたに尽くして…

北新地
嘘でも、うそでもいいのよ。それを頼りについてゆきます。
そんな願いすら叶わないのでしょうか。
北の、北の新地の片恋月が雨を呼びます。

雨で月がかすんでいます。そんな雨に合わせるように、こぼれる涙のしずくです。
大阪には、たくさんの橋があります。でも、恋の橋は、女の私、わたしには渡り切れない橋ばかりです。

北新地
渡ろうとしても、渡り切れません。
あなた、私の手を引いて、連れて行って。私を棄てないで…

北新地
私、わたし、あなたの…
夢でも、夢でもいいのよ。あなたのとなりに住まわせて、住まわせてほしいのよ。

北新地
大阪の、北の新地、新地の夜空に浮かぶ月
片恋月が涙で濡れています

どこからとも流れてくる夜曲、カラオケで歌う曲でしょうか。なぜか淋しいメロディー、そんな曲が私を泣かせます。涙をさそうのです。
新地のネオン、灯りが暗い闇の中に輝いています。