
2022年8月22日 第411号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2022年
8月22日
第411号
編集・ココちゃん
地検特捜部本気の逮捕か
組織委解散後逮捕疑問
東京地検特捜部が東京五輪・パラ組織委の高橋治之元理事を逮捕。ですが、この逮捕が特捜の本気の逮捕とはとても思えません。東京五輪・パラという国策、一大イベントを実現させることに配慮した末、組織委が解散し、さらに広がる可能性がなくなってから高橋元理事だけの逮捕で済ませる、いわば特捜の「やってる感」を見せるだけの演出とも見てとれるものです。
五輪開催配慮の末
組織委解散広がる可能性消えてから
東京地検特捜部が入っている東京地検九段合同庁舎 (Wikipediaから)
やってる感見せる演出
地検特捜部が高橋元理事を逮捕したのは受託収賄容疑です。紳士服大手・AOKIホールディングス側が多額の金をスポンサーに選定されることを意図して支出したことにあります。
高橋元理事は、スポーサー選定で便宜を図ったもので、金を出したAOKI側は、それを意図したものであり、いわゆる贈賄にあたるものです。
東京五輪・パラの贈収賄疑惑は、この高橋元理事だけでなく、東京五輪・パラの招致の段階から疑惑が沸き上がっていました。この問題で、フランスの検察当局は贈収賄として捜査をし、裁判所が裁判に着手する予審の段階にまで至っていました。当時捜査対象になっていたのは当時竹田恒和JOC会長です。
しかも、フランス検察当局が捜査に着手したのは2016年とかなり早い時期からです。国際陸上競技連盟前会長の息子に関係するンガポールの企業に、およそ2億2000万円が振り込まれていたというものです。
ですが、JOCは「招致委員会が行った金銭の支払い
招致の段階から疑惑
に違法性はなかった」の調査結果を発表して終結にしたいきさつがあります。
この段階でも、東京地検特捜部に逮捕する気など見られず、それどころか国策の東京五輪・パラ開催実現に向けて配慮していたということに尽きるものです。
特に、当時の竹田会長は、東京五輪・パラ誘致で中心的役割を果たしてきた人物であり、JOC会長だけでなく、IOC委員も務めていました。この一連の時期、東京地検特捜部は、竹田会長や東京五輪・パラ招致委員会の関係者から任意で事情聴取をおこなっていますが、これだけにとどまっています。当時から「やってる感」を演出してきたとも言えます。
JOCは、シンガポール企業との契約に違法性がなかったかを調べる弁護士2人と公認会計士1人の調査チームを設置して調査に当たらせましたが、結果は筋書き通りの「違法性はなかった」で幕引きです。JOCが設置した調査チーム等所詮身内です。信頼できるものでありません。
今回特捜部に逮捕された高橋元組織委理事は、広告最大手の電通の専務を務めていた人物です。その電通を退社後に組織委理事に就任しているのです。このような構図が贈収賄という悪しきものを生み出す土壌になっていることです。現に組織委には、電通関連の人間が少なくありません。いわば電通がらみと言っても過言ではありません。五輪史上最高額のスポンサー収入となったのも電通が絡んでいるからです。
水辺 涼の風景 ★14★
大阪市中央区 パークタワーの水
ココちゃんです。パークタワー北浜の玄関先、水が流れ落ちてるワン😘😊😊 勢いがないのでわかりにくいけど、正面の黒い面だワン😂
みなさん、今日も一日元気で頑張りましょうね。
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です
道しるべ 高橋東京五輪・パラ組織委元理事逮捕に絡む問題で、電通が絡んでいることを見逃してはなりません★五輪史上最高額とされるスポンサー収入ですが、3761億円が集まっています。招致段階での見込みは930億円だったものが実に4倍にも膨れ上がっていることです★それまで、スポンサーは1業種1社。ところが今回は複数社に変更されています。これに関わったのが逮捕された高橋元組織委理事です。暗躍できる土壌を容疑者自ら電通時代に作っていたことです★電通はあらゆる面で国と癒着した企業です。電通あるところに疑惑アリ。そんな観点に立って電通を排除することが求められます★電通がなければ一大イベントがこなせないわけでありません。このような土壌を改良することこそが大事です。