
2022年6月5日 第333号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2022年
6月5日
第333号
編集・ココちゃん
兵庫県警記者クラブ NHKを除名
知床観光船事故、「共有」情報独占
巨大メディアであるNHKが県警記者クラブから除名されるという前代未聞の事が起きました。週刊誌「女性セブン」が報じたものです。同誌はどこの県警かは伏せていますが、NHKが除名となったのは兵庫県警の記者クラブです。東西2大拠点であるNHK大阪放送局の管轄のおひざ元であるだけに重大です。除名にされた理由は、北海道の知床観光船事故で、NHKが共有することで遺族から託された情報を独占したことにあります。
前代未聞巨大メディア
現地から遥か遠い兵庫県で
大阪市中央区にあるNHK大阪放送局=撮影・ザウルスちゃん
NHKは、記者クラブに詰めていたブースを5月30日に追われるように撤収したとされています。県警記者クラブ除名の発端は知床観光船の事故。事故で亡くなった遺族から、メデイァで共有するように情報をNHKKに託しました。ところが、NHKは他社と共有せず、情報を独占し、独自ニュースとして放送したのです。
その情報というのは、事故の前から無線連絡が適切におこなわれていなかったというものです。他の報道がないなか、NHKが「独自」と放送したことで抗議されました。
「女性セブン」の報道では、NHKの地方局の記者によるものとされています。地方局が、知床のある管内の北見放送局か、北海道を統括する札幌放送局かは定かではありませんが、北見放送局だとしたら非常に残念です。
と、言うのは、かつて筆者が二十代の頃、手がけていた新聞づくりでNHKから取材を受け、北見放送局のスタジオに呼ばれて収録。「ひとりで作るミニ新聞」のタイトルで15分間の単独
兵庫県警レク閉ざされたNHK
番組で放送されたこと。しかも再放送までされています。ラジオでも「朝のロータリー」の番組で放送されました。
当時、民間放送の放送開始は10時から。NHKだけが早い時間からの放送でした。番組が放送されたのは午前7時30分。ほぼ100%に近い視聴率です。そんな思いのあるNHK北見放送局です。
共有することでNHK記者に託したものを独占するなど許されるものでありません。メデイァの信頼を裏切るような行為です。こうしたことで、現地の北海道から遥か遠く離れた関西の兵庫県警の記者クラブが問題を重視したということです。
記者クラブの弊害が問題視される今日、兵庫県警記者クラブがNHKを除名したことは当然と言えます。クラブを除名されたNHKは、今後クラブに出入りできません。県警の事件のレクチャー、会見にも参加できません。公共放送のNHKにとっては死活問題です。
兵庫県警記者クラブでは、NHKが幹事社でした。そのNHKが除名されたのです。遺族との信頼関係を裏切ったというのが同記者クラブが除名した理由です。
しかも、その後のNHKの不誠実な対応です。5月12日にNHKの会長が、各社で共有するよう託された情報を独占した問題で「遺族の意向に反するようなことをしてはいけない」とするだけにとどめたことです。
同記者クラブにおいて、NHKは幹事社の業務を怠り遺族と報道機関との信頼を損ねたのです。
ココちゃんです。
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みなさん、今日も一日元気で頑張りましょうね=大阪城公園 撮影・ザウルスちゃん
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です
道しるべ 知床遊覧船の事故で各社が共有するようにとNHK記者に託された遺族からの情報をNHKが独占。あるまじき行為です★北海道から遥か遠くの兵庫県警の記者クラブがなぜNHKを除名したのでしよう。簡単なことでした。観光船事故の遺族が兵庫県在住だったからです。これでだれもが、兵庫県警記者クラブがNHKを除名したことを納得できるでしよう。同クラブは遺族の意を汲んだということです★知床の事故では札幌に拠点を置く報道各社からによる「十日会」(記者クラブ的なもの)が節度ある取材を申し合わせていたのです★遺族がNHK記者に託した情報、この記者は北見放送局ではなく、札幌放送局の記者だったことがわかりました。筆者の思いにつながる北見放送局ではなかったことです。
メディアの信頼を裏切り読了する行為は、バックボーンを笠に着た越権行為でしょうか。
簡単に信用は取り戻せないでしょうね。
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