沖縄を平和の島に

2022年５月17日　　第314号

ココちゃん通信

発行人      

大阪のうめ吉     

2022年       

5月17日    

第314号     

編集・ココちゃん  

沖縄を平和の島に

「平和」に基地は要らない

沖縄、米施政権から離れ、日本に復帰して50年になりました。ですが、半世紀を経た今もなお沖縄には全国にある米軍基地の70％が集中しています。沖縄県民が本土復帰を願ったのは基地のない平和の島です。かつての沖縄戦で20万人が犠牲になった島としては当然のことです。しかし、日米地位協定が存在するがため、米兵の犯罪でも日本が裁けないなど、県民にとっては理解しがたいことがまかり通っています。さらに、政府のやっていることは補助金などの減額です。式典に参加しても、必要な施策が伴わなければ単なる見せかけにすぎません。　　　

20万人犠牲、沖縄戦忘れるな　　　　

地位協定抜本改定不可欠　　　　　

沖縄の象徴でもある消失前の首里城(Wikipediaから)　

基地なき島は県民の願い　　

なぜ沖縄県に米軍基地が70％も集中しているのか。それは、当時の政府が、本土決戦を回避する時間稼ぎに、沖縄を捨て石にしたことです。そのため、連合軍、主に米軍が沖縄に上陸し占領したことです。　　　　　　　　　　　　　
　普天間基地(飛行場)のように、民有地を占拠し基地にしたものもあります。国際取り決めであるハーグ陸戦条約では、戦争が終われば速やかに返還しなければなりません。ですが、不当な占拠が今日に至っても続いているのです。県内の自然を破壊し、あちこちに基地が作られた結果です。　　　　　　　　

県民の思うことには、本土復帰で自然破壊が進んだと考えている人が48％もいることです。同時に基地被害が増えたも35％です。反対に復帰して良かったでは道路や橋が整備されたが56％です。本土との交流などが54％です。ですが、好意的に捉えていないことが目立ちます。それは、辺野古　　　　　

軍隊は住民守らない　　　　　

新基地のように、沖縄のかけがえのない自然を破壊していること。日米地位協定によって沖縄が軽んじられていることにあります。　　　　　　　　　

日米地位協定に至っては、県民の７割が改定を求めています。これらは、毎日新聞が地元新聞と共同での世論調査の結果です。　　　

ところが、地位協定の改定では県民が71％なのに対し、全国的には55％とかなり低くなっています。こうしたことから読み取れるのは、沖縄について「しかたない」ような考えの人たちが県外に多いことを意味しています。　　　　
　それを裏付けるように、米軍基地が自分の住む地域にとなると「反対」が52％と半数を超えています。全国の人たちの身勝手さを表した数字です。　　　　

国民がこれですから、政府が沖縄への負担を押し付けるのはある意味当然と言えます。沖縄に寄り添う。そうした考えが全くみられないのです。それが、辺野古新基地に反対するからと補助金などの減額につながっているのです。

沖縄県民は、軍隊が住民を守ってくれないことを一番よく知っています。沖縄戦当時、軍はガマ(自然の壕)にいた泣き止まない子どもを毒入りのおにぎりを食べさせ殺そうとまでしているのです。自分たちが壕に入るためです。家族は壕から出て逃げ続けます。背中の子は食べ物もなく命をなくし、山中に埋められました。　　　　　　　　　

戦後も沖縄は銃剣とブルドーザーによる土地接収が続きました。そんな沖縄には寄り添った政治がなによりも必要なのです。　　　　

お花ってきれいね　★67★　　　　　

 キスゲ    　　

                　　

ココちゃんです                         

きれいだワン、ニッコウキスゲなのかな 😊 😊 😊 　　　        

みなさん、今日も一日元気で頑張りましょうね＝大阪市東住吉区、長居植物園　撮影・ザウルスちゃん　　　　　

みなさん　　　　　　　　　　　　　　　　　　

おはようございます うめ吉　　　　　

　　　　　　この欄はココちゃんの担当です　

　道しるべ　　　　　

　　　　　　　　　

沖縄を語るとき、沖縄戦を語るとき、忘れてはならないのは、日本軍がおこなった住民殺害とひめゆり部隊の存在です★沖縄戦は鉄の暴風ともされました。連合国が使用した銃弾271万６、６９１発、砲弾６０、０１８発。手榴弾39万２３０４発、ロケット弾20万３５９発、機関縦弾３０００万発。おびただしい攻撃が島におこなわれたのです。★死者は県外正規兵６５９０８人、県出身者12万２２２８人のうち９４０００人が民間人です★軍と行動を共にしていた女子学生からなるひめゆり学徒隊が、壕に投げ込まれた手榴弾と火炎放射で多数が死亡。生き残った女生徒は暴行などを懸念し断崖から身を投げます。日本軍にあらぬスパイ容疑をかけられ、射殺された民間人は１０００人以上。軍隊は住民を守らないのです。