ココちゃん通信25-03-22

第1333号 -1656-

1000本超え記事取材

第13回

 

 上湧別町中を流れる小河川・ヌッポコマナイ川上流で集落遺跡が見つかり、発掘調査が行われました😲調査は、町教育委員会が、網走管内にある網走市郷土博物館に委託しておこなわれ、1000年前のブレード(石刃)が出土しました😆 

 1000年前といえば擦文期にあたります。旧石器時代、縄文時代、続縄文時代に続く年代です。日本史では、飛鳥時代~鎌倉時代にあたります😲北海道の歴史は当時100年そこそこですから、それより9世紀も前から人が住み着き生活していたことになります🥰
 上湧別町は、町内全域が「埋蔵文化財包蔵地」になっており、どこで遺跡が見つかってもおかしくないところです。ヌッポコマナイ川は、湧別町本間沢の分水嶺に源がある延長1.7キロメートルの河川です。その流域であることからヌッポコマナイ遺跡と呼ばれました。

 上湧別町内には、先住民族の遺跡、遺物などが数多く存在しています😲明治時代に始まった開拓当初からいたる所で石器や土器が出土しています🥰町内での本格的発掘調査の始まりは、1955年(昭30)です。
 この年に北海道大学教授と元上富美中学校教諭らによっての上富美遺跡を発掘調査です。さらに、網走郷土博物館長らにより、発掘・調査が進められました。

 近隣の白滝村、遠軽町の遺跡から発掘された北海道最古の石器類、石槍や白滝型舟底型石器などは、本州では確認されていないものです。にもかかわらず、大陸のシベリア、モンゴル、中国東北部で似たものが発掘されています。 これは、明かに同じ文化圏だったことがうかがわれるものです😲
 北海道北東部沿岸を中心に、石刃文化と性格を異にした石刃鏃文化が存在していたことを示しています。石刃鏃は、背面加工をし、石刃から作られたものです。湧別町、女満別町などに代表的な遺跡があります。上湧別町では五鹿山、北兵村三区から出土しています🥰こうした文化が北海道北東部にわずかに伝わっているだけで、北海道南部、本州で見られないのは、源流が北方の大陸で、やがて終息した北海道特有の文化と考えられています😉
 

ココちゃん通信25-03-22」に7件のコメントがあります

  1. 大阪のうめ吉様 おはようございます。遺跡の発掘って夢がありますよね。発掘現場に出くわした時など何かとんでもないものが出てくるのではないかとフェンスに顔をくっつけるようにして眺めているときがあります。そんなに簡単に珍しいものなんて出てくるはずないよ。もう行こうよと声をかけられるまで・・・。😅

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    1. asamoyosiさん、おはようございます。いつも有難うございます🙇‍♂️
      ホント、夢があります。フェンス越しに見ていてもワクワクします😅パートナーさんが言われる通り、簡単に珍しいものなど出てきませんけどね😆
      この時は取材ですから、了解を得て直接現場で写真撮影、出土品、年代などの詳細を館長から聞いています🥰遺跡発掘の取材はこれが初めてでした😅

      いいね: 1人

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