文科相不信任決議、自公維で否決

2024年2月22日  第959号

発行人    
大阪のうめ吉     

2024年   

2月22日    

第959号       
編集・ココちゃん   

文科相不信任決議、自公維で否決

    

        

 世界平和統一家庭連合(統一協会)と接点が指摘されている盛山正仁文科相の不信任決議案が20日、衆院本会議で採決され、自民党、公明党、日本維新の会の反対多数で否決しました。不信任案は立憲民主党が提出したもので、日本共産党、国民民主党などが賛成しました。否決は政権を擁護するものでしかなく、これらの政党の統一協会に対する本気度が問われるものです。                                   

              

     

                             

    

   

 

 否決を受け、盛山大臣は記者団に「ほっとした」と述べています。信頼回復の方法を問われ「名案があれば教えて下さい。今まで通り着実にやっていくしかない」と述べるなど誠意が見られません。「今まで通り着実にやっていく」としていますが、何を今まで通り着実にやっていくのか。陰で癒着を続けて行くとしか取れないものです。               
 採決前の趣旨説明で、立憲の菊田真紀子議員が「これまで旧統一教会との関係を自ら公表する機会が何度もあったにもかかわらず、報道されるまで、自分にとって不都合な事実を隠し続けてきた。盛山氏は文部科学大臣にふさわしくない」と訴えています。   
 全く議員が指摘するその通りです。この時点で文科相としての適格性を欠いているのです。このような人物を所管大臣に起用した岸田文雄の任命責任が問われる事案です。      
 この発言に、自民党の井出庸生議員が反対討論をおこない、「自民党は旧統一教会の関連団体と過去に接点があったことを深く反省し、一 

切の関係を断つことを約束。盛山大臣も一切の関係を断って大臣に就任した。引き続きこの問題の陣頭指揮をとっていただきたい」と身内擁護です。        
 維新の金村龍那議員は「答弁や自民党の調査が不適切であったとしても、不信任に値する重大な瑕疵があるとまでは言えない」として否決に賛成でした。      
 盛山大臣は21年衆院選で、教団の友好団体から推薦状を受け、選挙支援を受けています。「政策協定」になる推薦確認書に署名しているのです。にもかかわらず、22年の自民の点検では、関連団体の会合であいさつしたことがあるとしましたが、選挙支援を受けたことは申告していませんでした。   
 国会で問われた際、「サインしたのかもしれない」といったん認めましたが、その後は「記憶にない」など答弁が迷走しています。完全に所管大臣の適格性を欠いています。不信任決議案が出されて当然の大臣です。    
 この決議で、共産党の宮本岳志議員は賛成討論で「うそと欺瞞にまみれた盛山氏に文科相を務める資格は全くない」と訴えました。   
 宮本議員は、宗務行政を所管する文科相は宗教法人に対する公平で適正な姿勢が求められると「統一協会との関係で一点の曇りもあってはならない」と指摘しています。さらに、統一協会の解散命令請求についての審問が始まろうとする中、「統一協会と深い関係にある盛山氏が公正な審問にあたることは到底できない」と批判しました。全くその通りです。盛山大臣は潔く辞任するのが政治家としてのケジメです。 

          

                           

                  

みなさん、今日も一日元気でがんばりましょうね 

          

この欄はココちゃんの担当です

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