
2024年2月21日 第958号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2024年
2月21日
第958号
編集・ココちゃん
利権の面々、どこが有識者か
大軍拡推進、防衛省が有識者会議
座長は経団連から
三菱重、NTT、読売も
19日、防衛省が大軍拡推進の有識者会議の初会合を開きました。安保3文書の一つ「国家防衛戦略」が、「宇宙・サイバー・電磁波領域を含めた戦略的・機動的防衛政策の企画立案が必要としており、機能抜本的強化」することから「有識者から政策的な助言を得るための会議体を設置する」と明記されており、これを具体化するものです。この有識者会議なるものは、座長に榊原定征・日本経団連名誉会長が就任するなど頭から異常そのものです。メンバーにも宮永俊一・三菱重工業会長、澤田純・NTT会長、山口寿一・読売新聞グループ本社社長など利権の顔ぶれです。
目立つ財界色、推進ありき
防衛省=Wikipedia
政府は2023年度から5年間の軍事費を43兆円程度としていますが、榊原座長は円安や物価高、人件費高騰などを踏まえ「43兆円の枠の中で求められる防衛力装備の強化が本当にできるのか、現実的な視点で見直す必要がある」と述べて、さらなる増額に言及しています。
円安や物価高だからこそこのような大軍拡など白紙にすべきなのに、さらなる増額を示威するなどとんでもないことです。人件費高騰も言っていますが、労働者の賃金は物価に見合うものになっていないのが現状です。
物価高、人件費高騰を理由に大軍拡のための予算増額など断じて許されません。
有識者会議の顔ぶれが有識者などではなく、軍拡によって兵器やシステムなど
火に油を注ぐ軍拡
の発注によって、膨大な利益を得る三菱重工、NTTやおこぼれを期待する面々です。座長は「43兆円の堅持を追求する努力は当然だが、見直しをタブーとせず、現実を踏まえた実効的な水準のあり方や具体的な財源等について、本音ベースで議論すべきではないか」と増額を促しているのです。
こうした発言に、木原稔防衛相は「防衛力の抜本的強化のためには、現在計画している事業だけでなく、28年度以降の『ポスト43兆円』をどう進めていくかも検討していく機会としたい」と際限のない軍拡の姿勢を示しています。
防衛相だけでなく、林芳正官房長官も19日の記者会見で、さらなる防衛費増額について「あくまで有識者としての立場からの意見と理解している」とし「一層の効率化・合理化を徹底し、防衛力整備計画で定められた43兆円程度の規模を超えることなく実現していく考えで、計画を見直すことは考えていない」としていますが、「有識者としての立場からの意見と理解している」などと事実上容認の姿勢です。
政府は防衛費の増額を、歳出改革や決算剰余金、税外収入などで財源を賄い、不足する1兆円強については法人、所得、たばこの3税で確保する方針を掲げていますが、増税の開始時期は決まっていません。歳出改革や決算剰余金を充てるというのも問題です。決算剰余金は軍拡にまわすような性質のものではありません。
歳出改革も聞こえはよいですが、「歳出改革」と称して何を削るかにあります。自民党政権のやり方だと、国民の暮しの予算が削られることにしかなりません。
火に油を注ぐような大軍拡でしかありません。軍拡など即刻やめるべきです。
道しるべ 岸田政権が進める大軍拡など、平和に貢献するものではありません。南西諸島に計画しているミサイル基地などは、これらの地域を戦場にすることにしかなりません★訓練場の建設にしても同じことです。ひとたび戦争になれば、基地は必ず軍事標的にされます。犠牲になるのは住民です。このようなことは、いつの時代の戦争を見ても明らかです★軍拡を進めれば進めるほど中国などがこれを口実に更なる軍拡に突き進み危険が増すことにしかならないのです。軍拡が中国を意識したものであるなら、軍拡など必要のない外交努力に徹するべきです。
ココちゃんで~す
うわ~い、パフェと和菓子だワン 😍
ココちゃん、今日も頑張るワン
みなさん、今日も一日元気でがんばりましょうね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です