甘々の田崎氏、自民調査に55点

2024年2月17日  第954号

発行人    
大阪のうめ吉     

2024年   

2月17日    

第954号       
編集・ココちゃん   

甘々田崎氏、自民調査に55点          

      

  

        

 自民党が派閥の政治資金パーティー裏金事件で、政治資金収支報告書不記載の議員ら91人に実施した聞き取り調査の結果を公表で、政治評論家でジャーナリストの肩書を持つ田崎史郎氏がこの調査結果の報告を55点と評価しました。この評価、とても妥当なものとは思われません。調査は、派閥からの還流金(キックバック)を議員本人が認識していたのは32人です。このうち11人が収支報告書不記載を認識していたとしています。使途は、懇親費用、車両購入など15項目を列挙しています。肝心な違法な使途を否定しています。安倍派に至っては不記載が20年以上前から行われていたともしています。ところが、具体的な回答は匿名としているのです。あり得ない高評価です。田崎氏は害にしかならない不用のジャーナリストです。    

                             

   

 

 還付金を「使用していた」と答えたのは53人、「使用していなかった」は31人、残りの1人は受領を認識していなかったとの回答に対しての評価です。      
 具体的な回答について匿名としていることなど、たいした意味がありません。こんな回答では本人になんの影響もありません、痛くも痒くもないのです。次に総選挙、参院選挙がおこなわれても、誰がやったんだと他人事のようにして当選する可能性があります。本人のケジメにも、戒めにもなりません。       
 「使用していなかった」が31人ですが、受け取った金を使わず残している。これでは誰が残しているのか、本当に残

 

しているのかもわかりません。キックバックを受けながら受領を認識していなかったとした1人についても、認識していなかったとしていることも嘘っぽいことです。        
 報告は個々の回答に議員名をつけて公表すべきなのに、それがされていないのです。これのどこが55点、中間を上回る評価になるのでしようか。こんな田崎氏の評価を国民が真に受ければ「まあまあではないか」と受け止められかねません。田崎氏の評価は紛れもなく、自民党政権を意識したものになっています。擁護するものになっていることです。     
 この評価は田崎氏が16日のTBS「ひるおび!」に出演してのことです。そもそも、田崎氏のような、害にしかならない人物をテレビ番組に出すことそのものが問題です。害になることを世の中に広げることになるからです。娯楽番組ではないのですから、出演者についてテレビ局はしっかりと考慮する必要があります。      
 野党が追及している安倍派の裏金の時期や動機については「判然としない」と結論付け、使途についても領収書を明示していないケースがあり、不明朗さは否めないとしていますが、真相については完全に闇です。調査内容の客観性確保のために外部弁護士を入れていますが、弁護士は依頼側につくもの。そんな弁護士を入れてもまともな回答が得られるはずありません。所詮自前調査です。評価するに値しません。現にこの報告に、かつて民主党にも勤務していた政治アナリストの伊藤惇夫氏は32点としていることです。「評価できる部分が少ない」と切り捨てているのです。

          

                           

          

          

この欄はココちゃんの担当です

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