明らか私利私欲の支出

2024年2月15日  第952号

発行人    
大阪のうめ吉     

2024年   

2月15日    

第952号       
編集・ココちゃん   

明らかな私利私欲の支出      

  

        

 松野博一が2023年12月の退任直前「官房機密費」4660万円を支出したことについて、林芳正官房長官は支出の規模や時期について「他の月や前年度と比べて大きく異なるものではない」としました。その上で「指摘されております12月の支出の規模やタイミングにつきましては、今年度の他の月や前年度の支出と比べても大きく異なるものでないというふうに認識をしております」と。官房機密費の持ち逃げを全否定です。林長官は、自身が退任するときを考え、犯罪者を擁護しているものです。所詮は自民党という同じ穴のムジナです。   

                             

 

 

 林長官は、「官房機密費」の使途について「機密保持上、明らかにすることは適当でない」とし、「お答えを一切控えている」と改めて述べました。「官房長官の判断と責任で適切に執行された」と述べました。        
 官房長官の判断と責任とは何なのか。自分の懐に入れることも自身の判断になります。自分の責任で我が身のために使用することでしかありません。      
 この官房機密費持ち逃げに関し、官房長官の判断と責任なる言葉は詭弁でしかありません。これはもう明らかに地検特捜部が動くべき事案です。使途を明らかにしなくてよい官房機密費であっても、公金の持ち逃げとなれば犯罪そのものでしかありません。   
 地検がこのまま何の手も付けずに放置するのであれば、地検特捜は完全に自民党に忖度する組織とみなされても当然です。同時に、この問

 

題でも刑事告発されることが待たれるものです。        
 この問題で、立憲民主党の山岸一生議員が衆院で質問、追及しています。     
 山岸議員は、4660万円が年度を通じ日割り額と合致することから「なぜ足元ガタガタな松野氏が同じペースでお金を使っていたのか。おかしいと思わないか」と批判しています。林長官は「国の機密保持上、明らかにすることが適当でない性格の経費として使用されてきている。使途に関するお尋ねについては一切差し控えている」と頑なに肝心な説明を拒否しています。   
 長官は国の機密保持上としていますが、誰が考えてもこの支出が国の機密保持に関わるものとは思われません。明らかに私事の不正を隠すものです。        
 とんでもないことです。林長官は私事の不正を国の機密保持に置き換えているのです。こんなことが許されるはずがありません。これは、林長官自身も公金持ち逃げの犯人を擁護していることで罪に問われるべき事案です。少なくとも官房長官としては不適切です。更迭するのが適切な人物です。          
 松野は「公益・国益にのっとった使用がされている」と強調しています。ならば、どのような国益、公益なのかを言うべきでしょう。官房機密費の使途については、公表しなくてもよいことになっていますが、「公表してはならない」などとはなっていないのです。不正がないのであれば公表できるはずです。     
 にもかかわらず公表出来ないのは不正なことをやっているからでしかありません。明らかに官房機密費の持ち逃げなのです。特捜が動くべきです。             
 

          

                           

          

この欄はココちゃんの担当です

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