就任祝賀会開催で不記載

2024年1月31日  第937号

発行人    
大阪のうめ吉     

2024年   

1月31日    

第937号       


編集・ココちゃん    

就任祝賀会開催で不記載

    

    

 22年6月、岸田文雄の地元広島で開かれた「首相就任を祝う会」、会費1万円で飲食なしのものでした。この収益が政治資金規正法による政治資金収支報告書に記載されていません。岸田は「法に従っておこなった会だ」「純粋な祝賀会だ」としています。ですが、会の受付、経理は岸田文雄首相事務所がおこなっています。収益は、主催団体が320万円を岸田文雄が代表の広島県第1選挙区支部に寄付した形になっています。

 


 この問題は、29日の衆院予算委員会で、立憲民主党の大西健介議員が岸田に指摘したものです。    
 大西議員は、岸田後援会の政治資金パーティーだったのではないかと追及。「そうであれば、政治資金収支報告書に政治資金パーティーとして収支を記載しなければならない」とし、政治資金規正法違反の疑いがあると指摘しました。            
 この「祝う会」では、岸田文雄の色紙と著書が配られただけのものです。著書と色紙だけでは単価はしれています、会費に対価性があったとは思えないものです。現に、広島県第1選挙区支部に320万円を寄付しているのです。これが「祝う会」の収益とみられます。        
 岸田は、自身の事務所が「祝う会」を手伝ったことは認めています。実におかしなことです。手伝ったということには疑問しかありません。ふつうに考えても、受付や経理は主催者がやるものです。寄付先からの要員派遣があるでしょうか。 
 にもかかわらず、岸田は「事務所が会を主催したという指摘はあたらない」としているのです。単なる弁解にすぎないものです。         
 どんな矛盾した答弁をしても、数の力があれば逃げ切ることができると考えていることがここでも明確になっています。            
 自民党の最大派閥である安倍派が、地検特捜部の捜査を受ける事態になっても、自民党総裁としての責任など全く感じていないとも言えます。責任を感じているのであれば、今回大西議員が指摘、追及したことでも、真摯に対応できるはずです。弁解と逃げの一手からして反省の欠片もみられません。この問題でも刑事告発が必要なようです。           
 政治資金規正法の趣旨からしても、この運用に手加減をおこなうようなことは絶対にあってはならないことです。こんな手加減がまかり通れば、規制法は単なる「お飾り」にしかなりません。

 

  

 立憲民主党、日本維新の会、国民民主党、日本共産党の野党4党が国会内で会談、政治資金パーティー事件で、裏金を受けていた議員全員を自民党が調査し報告するよう求めることを決定しました。          
 通常では見られない4党の共同歩調ですが、問題の全容を解明するには当然の決定です。
 調査結果の報告は、予算審議が始まる2月5日が期限です。こうしたことに自民が背を向けるのであれば、一切の審議を拒否するという強い姿勢で臨むことが絶対不可欠です。

    


           

                           

天王寺区、三光神社         
          

みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね         

        

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