裏金、訂正で済ます気か

2024年1月29日  第935号

   発行人

大阪のうめ吉    


2024年   

1月29日

第935号   
編集・ココちゃん

裏金、訂正で済ます気か

    

    

 「適切だとは思わない」78%、毎日新聞が27、28の両日におこなった全国世論調査で「自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件で、東京地検が派閥幹部の立件を見送ったことが適切だと思うか」の質問に答えたものです。特捜部は自民党派閥の政治資金パーティー事件で、安倍派や二階派などの会計責任者らを政治資金規正法違反で立件しましたが、派閥の幹部は全員不起としました。自民党政権への忖度そのものです。派閥幹部が立件されないことで疑念が、国民の中に広がっています。自民党議員は「秘書に任せきり」だの「会計の詳細まで把握していない」などとして逃れました。多くの国民は納得していません。絶対に逮捕すべきだったのにしていません。検察が忖度で幕引きを図るならもうあとは検察審査会に頼るしかありません。

 


 政治資金収支報告書不記載が明らかになったのは、萩生田光一2728万円、世耕弘成1542万円、松野博一1051万円、高木毅1019万円、西村康稔産経100万円です。    
 不記載はこの5人衆だけではありません。橋下聖子2057万円、かつて国家公安委員長を務めた山谷えり子が派閥から寄付として2403万円を受け取りながら不記載でした。 
 官房長官時、ことごとく説明を拒否してきた松野博一は「国民に大きな政治不信を招いた。心からおわびする」としました。ですが、議員辞職は否定しています。これのどこが心からのおわびなの

 

  

か。検察が逮捕、立件を見逃したことから、白々しい「おわび」を口にしているだけです。心からのおわびならば議員辞職がスジというものいです。        
 松野だけではありません。立件、逮捕を逃れた他の5人衆のメンバーも同様のことを述べています。   
 自民党議員で不記載だった面々は政治資金収支報告書を訂正することで逃れようとしています。問題になってから訂正。こんなことが世間に通用するはずがありません。       
 キックバックされた裏金は課税所得そのものです。議員の中には、政治活動に使ったなどと述べている者がいますが、お金に色や印はついていません。こんなことが信用できるはずがありません。
 それにしても、通常国会が始まって3日になるのに、未だに国税当局の動きが見られません。政治資金規正法違反だけでなく、明らかな脱税案件です。申告漏れなどという「可愛い」ものでありません。法律や制度を作る国会議員による悪質な脱税案件です。
 問題議員の中には大西英男のように「十分説明責任を果たせた」として幕引きを図ろうとする者が出てきているのです。         
 説明はあくまでも説明であり、その説明によって犯罪の事実がなくなるわけではありません。説明し、その上での議員辞職が責任です。    
 ここまで自民党に国民はバカにされているのです。こんな自民党政権に忖度し、議員の立件、逮捕をしなかった東京地検特捜部はさらに問題です。       
 望みは検察審査会です。問題は検察審査会に移るでしょうが、ここで「捜査終結不当」を議決されることを願うものです。ここで、2回議決されれば検察は強制起訴しなければなりません。

    


           

                           

八尾市、恩智神社でザウルスちゃん撮影            
          

みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね

        

この欄はココちゃんの担当です

コメントを残す