辺野古新基地工事再開

2024年1月10日  第916号

   発行人

大阪のうめ吉    
2024年   

1月10日 

第916号   
編集・ココちゃん

辺野古新基地工事再開

 

 沖縄県の辺野古新基地の工事を防衛省が12日にも軟弱地盤が見つかった大浦湾側の海域に石材を投入し、中断していた工事を再開する方針を固めました。昨日9日には、再開に向けた汚濁防止などを設置する準備作業に入りました。昨年12月に斎藤鉄夫国交相が、県に代わって防衛省の設計変更を承認する「代執行」を行ったことでの工事再開です。工事を本格化させるもので、沖縄県民の意思を完全に無視したものです。

 

 

 9日は、埋め立て予定地北側の海上に資材置場を設置する工事に向けて、周辺には工事区域であることを示す浮標や汚濁拡散を防ぐ汚濁防止膜を設置する作業に着手しました。              
 このあと、10日に土砂などを載せたバージ船が現場の土砂投入海域に到着します。12日から海域に石材投入を開始します。                   
 さらに軟弱地盤海域に鋼管を打ち込み、内部に砂を流し込む工法などで約7万1000本もの砂杭を作り地盤を改良するものです。こうしたあと、最終的に一帯に土砂投入とする計画です。        
 こうした海底の軟弱地盤改良にはおよそ4年1か月もの工事期間を要します。普天間基地(飛行場)からの移設が完了するまでに12年程度かかると防衛省が見込んでいることです。ですが、防衛省の見込みどおり、12年で完成する保障などないのが現状です。12年で完成な      

  

ど表向きに防衛省が言っていることでしかないのです。   
 しかも、当初3500億円以上と見積もった工費(関連経費)は、工事の長期化によって約9300億円にも膨れ上がっているのです。ですが、これが最終的な工費ではありません。今後さらに工費が膨らむことが確実です。     
 だいたい、沖縄県民が再々示してきた意思、民意を完全に無視したものなのです。地方自治というものが根本から破壊されているのです。  
 このようなことをやっておきながら、国(公明党所属の国交相)が代執行を裁判所におこない、裁判所はこのような矛盾した代執行を認めたのです。国と司法が一体となった地方自治破壊、憲法破壊にほかならないものであり、許されることではありません。        
 地方自治破壊、憲法破壊だけではありません。沖縄にとっての美(ちゅら)ら海、宝の海をも破壊しているのです。沖縄にとっての美ら海は、戦後に沖縄が生きてきたかけがえのない宝なのです。その宝の海からジュゴンが消えました。工事で海を汚され、エサ場を汚され、ここに棲息できなくなってどこかへ行ってしまったのです。    
 日本では沖縄にしかいなかったジュゴンなのです。たかがひとつの動物ではありません。こうしたジュゴンがいなくなっても、環境省という国の機関がありながら、なんの手立てもせずに工事を野放しにしているのです。     
 辺野古に新基地を作ることになんの公益性もありません。公益は県民の意思を尊重することなのです。

 

    


           

                         
        

         
ちょっとコタツでおやすみだワン😅       

         

みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね

        

        

この欄はココちゃんの担当です

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