能登半島地震 死者128人に

2024年1月8日  第914号

   発行人

大阪のうめ吉     


2024年   

1月8日 

第914号   
編集・ココちゃん

能登半島地震 死者128人に

 能登半島地震で甚大な被害が発生しましたが、これまでに死者が128人となり、安否不明も195人。避難している人は2万8000人もいます。要支援集落は被災地の全域に及んでおり、孤立集落は未だに解消していません。今日から大雪の予報が出ており、状況はさらに悪化するおそれがあります。       

 

 

 能登半島地震発生から今日で1週間になります。石川県によると、7日現在最も死者が多いのは輪島市の69人。珠洲市38人、穴水町11人、七尾市5人、志賀町・能登町各2人となっています。            
 県内には404カ所の避難所が設けられ2万8000人が避難しています。こうした避難所に身を寄せられるのはまだ良い方で、孤立している集落が被災地全域にあります。停電、断水と、事態は極めて深刻です。        
 今、国が最優先してやるべきことはあらゆる手段でもって救出、救命に尽くすことです。せっかく助かった命が、その後の対応で失うようなことなど絶対にあってはならないことです。          
 被災者生活再建支援法を半壊、一部損壊も含め支援額を拡充しただちに適用する取り組みが不可欠です。産業を復興させるため、中小の事業者や地場産業に対する支援も欠かせません。        
 日本は東日本大震災で多くのことを学んだはずです。同じような不手際、誤りを繰り返すようなこ   

    

  

とがあってはなりません。           
 今回の能登半島地震では、惨事にはなりませんでしたが原発の変圧器からの油漏れなどが発生しています。しかも、一度発表したことを訂正するようなことをやっているのです。稼働停止中でしたが、原発の危険性が改めて問題になっています。原発をなくすこと、廃炉に疑問の余地などないことを示したことです。      
 東日本大震災では、その時に助かった命が失われています。政権が違いますが、同じことを繰り返さないことです。教訓として生かすことが大事です。ですが、今回、その教訓が生かされているとはとても思えません。複数の町が壊滅するような状況のなかにあって、自衛隊がヘリなどを使った降下訓練を習志野演習場でおこなっているのです。     
 被災地に自衛隊を投入しているから問題ないと考えていることになります。とんでもありません。どれだけの機材、隊員を投入しているかということなのです。被災地では、救出の勝負72時間を超え、90時間で助けられているのです。まだ助けられる命があるかもしれません。     
 自衛隊が30トンの輸送ができるヘリを降下訓練に使うなど問題でしかありません。こうしたヘリを被災地に投入し、孤立した集落の人たちを支援すべきです。20トンを運べるヘリも訓練で使用されています。   
 国はこんなことをやっていて全力を上げていると言えるのか。全力などあげていないのが現実です。国がやっていることは、この災害時にも軍事優先なのです。

        
  
 

    


           

                       
        

         
堺市、宿院頓宮の遊び場でザウルスちゃん撮影       

         

みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね

この欄はココちゃんの担当です

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