地震災害時、自衛隊が降下訓練

   発行人

大阪のうめ吉     


2024年   

1月7日 

第913号   
編集・ココちゃん

地震災害時、自衛隊が降下訓練    

 能登半島地震で甚大な被害が発生し、救援活動や物資が極端に不足している最中に、自衛隊がヘリによる降下訓練を今日、千葉県の習志野演習場で実施します。規模も縮小しません。住民は訓練より物資輸送をとしています。島嶼防衛を想定した訓練ですが、災害時の訓練に緊急性などありません。       

 

 

 降下訓練は「令和6年降下訓練始め」と銘打ったもので「1年間の降下安全を祈願するための行事」としていますが名目にすぎず、実態は島嶼(しょ)防衛を想定したものです。         
 訓練は、自衛隊だけでなく、海外から米・英・加・仏・独・蘭が参加します。      
 主体は陸上自衛隊第1空挺団ですが、陸上自衛隊そのもの、東部方面隊、富士学校、高射学校、通信学校、水陸機動団、第1ヘリコプター団、中央即応連隊、国際活動教育隊や航空自衛隊、航空支援集団も参加します。
 さらに海外からの参加では米から空軍 第5空軍第374空輸航空団、陸軍第82空挺師団、第11空挺師団、第1特殊部隊群、海兵隊第3海兵遠征軍。      
 英軍約20人で第16空中強襲旅団。加軍からも同20人で特殊作戦群司令部及び陸軍高等訓練センター。        
 仏陸軍同10人第11落下傘旅団、独陸軍 同15人、即応軍師団。蘭軍同10人、第11空中強襲旅団。尼陸軍 同5人、第18歩兵旅    

    

  

団の参加です。    
 訓練は島嶼防衛を想定し、空挺団のパラシュート降下、陸自ヘリによる部隊展開などがあります。訓練には陸自第1ヘリコプター団、航空自衛隊からC2、C130H輸送機などが参加します。     
 C2機は最大で約30トンの荷物が積載できます。C130Hでも最大約20トンの積載です。ともに陸自の主力輸送機です。          
 震度7の能登半島地震では、珠洲市などが壊滅状態です。避難した人たちの食事が菓子パン1個だけと逼迫した状況であるのに、自衛隊がこのような軍事訓練を中止することなく実施なのです。    
 空挺団であっても、先述のような輸送ヘリを保有しているのです。このような訓練は中止し、能登の被災地への物資輸送に投入すべきです。       
 すでに限界とされる時間を超えていますが、助けられる命があるかもしれません。この訓練に参加する自衛隊は、陸上だけでなく、すべてを能登の被災地にまわすべき。訓練などやっている場合ではありません。        
 能登半島の被災地では道路が寸断され、車両の通行が出来ない地域もあり、救援物資すら届かない地域もあるのです。そんな地域に必要な物資を届けるにはヘリしかありません。にもかかわらず、このような訓練をやっているのです。  
 現地には自衛隊が派遣されてはいますが、対応が十分でないから救援物資すら届かない地域があるのです。「すでに自衛隊を派遣している」は言い訳にすぎません。質、内容の問題があるのです。

        
  
 

    


           

                       
        

         
住吉大社でザウルスちゃん       

         

みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね                      
        

 

この欄はココちゃんの担当です

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