高裁、辺野古代執行に不当判決

2023年12月22日  第897号

   発行人

大阪のうめ吉     

2023年   

12月22日 

第897号    
編集・ココちゃん

高裁、辺野古代執行で不当判決

    

  沖縄県の辺野古新基地建設をめぐる軟弱地盤改良工事に伴う設計変更で、国が承認する「代執行」訴訟の判決が20日にあり、福岡高裁那覇支部は、国の請求通り知事に設計変更の承認を命じる判決を下しました。期日は今月25日。それまでに知事が承認しない場合、国が承認を代執行し、軟弱地盤の大浦湾工事を着手します。辺野古新基地は、米軍に提供するものであり、公益性など全くなし、百害あって一利なしのものです。県が承認する必要などありません。  

 この案件は、設計変更を沖縄県が承認しないことで、県の訴えを却下した9月の最高裁判決も不承認を違法と認定していないと主張しています。
  県は繰り返し国に対話を求めてきましたが国は全く応じていません。横暴そのものです。辺野古新基地建設反対は沖縄県民の民意です。これこそ公益であり、最大限尊重されるべきものです。辺野古新基地は、普天間基地(普天間飛行場)の返還を条件にした代替え基地です。    
 ですが、普天間基地の返還に代替え基地の提供など必要のないことです。
  普天間基地のあるところは元々民有地です。それを先の大戦時に占拠したものです。当時は戦時ですからそれで通用しますが、戦争が終わっているのです。国際法であるハーグ陸戦条約は、戦時に占拠した民間のものは戦後速やかに返還しなければならないと定めているのです。これからして米軍は基地を無条件に返還する義務を負っているのです。       
 ところが、国連憲章には、敗戦国には

国際条約を適用しないとする、「敵国条項」があります。  
 米側が、これを根拠にして返還しないのであれば、日本は米国にとって敵国ということになります。となれば、敵国のために新基地を作って提供する必要など全くないことになります。それどころか、日米安全保障条約を結んでいること自体が矛盾していることになります。    
 米国がまともであるなら、まず、国連の場で多大な主導権を握っている米国が、国連憲章にある「敵国条項」を削除させるべきです。                         
 辺野古新基地に関して、重大なことはこの一点に尽きるものです。こうしたことを全く考慮すらしていないのが今回下された福岡高裁の「承認を命じる」判決です。法にも、民意にも、公益にも沿わない無茶苦茶なことを強引にやっている国に対する忖度判決としか言いようのないものです。  
 こんな忖度判決は明かに不当判決でしかなく、司法は完全に死んでいるとしか言いようがありません。            
 判決が下されたこの日、新基地建設反対の「オール沖縄会議」が不当判決に抗議する集会を県庁前で開いています。これには300人が結集(主催者発表)しています。「デニー知事を支え決して諦めない」「地方自治と民主主義を守り、たたかい続ける」と声を上げています。当然な民意、民の声です。国や裁判所はこうした民意、民の声にこそ真摯に向き合うべきです。        
 軍事基地は平和になんの貢献もありません。それどころか戦火を招くだけでしかありません。           

 

 

ココちゃんも手伝って、葉っぱのところを浅漬けにしたワン 😋         

         

みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね

この欄はココちゃんの担当です

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