特捜、安倍・二階派家宅捜索

2023年12月20日  第895号

発行人

大阪のうめ吉     

2023年   

12月20日   

第895号    
編集・ココちゃん

特捜、安倍・二階派家宅捜索

      
    

 自民党の派閥安倍派・清和政策研究会、二階派・志帥会の事務所が東京地検特捜部の家宅捜査を受けました。政治資金パーティーによる政治資金規正法違反です。特捜は、安倍派を集中的に捜査しており、今後どのように展開するかです。 

 特捜部が派閥の事務所に家宅捜査をおこなったのは19日、派閥の「本丸」に切り込んだ格好です。自民党政権であり、岸田政権には大打撃となります。しかも、岸田文雄首相は二階派から自見英子議員を沖縄北方担当相に起用しているのです。  
 所属する派閥が家宅捜査を受ける事態になっても、当の自見担当相は辞任する気がありません。この日の記者会見で、辞任する考えがあるかを問われ「内閣の一員として岸田文雄首相をしっかり支え、職務に全力を尽くしたい」とし、辞任を否定しています。この人物の図太さは今回に限ったことではありません。独身とは言え、妻のいる男と付き合うなど、不倫問題が週刊誌で報道されたりしています。24年度の沖縄予算の減額では責任転嫁をするなど、担当相としての自覚も見られない人物です。「職務に全力」などは口先だけで、岸田首相を支えるだけの存在でしかありません。    
 特捜の家宅捜索というだけで、政権には大打撃となります。政権党である自民党内では混乱が深まっています。特捜の手がどこまで伸びるかヒヤヒヤしているのです。さらに関心は逮捕に至るかどうかです。 

      

 とりわけ派閥の幹部です。「逮捕」は重大問題です。とは言え、幹部の刑事責任を問うハードルは高いものです。        
 この問題が特捜の捜査に及んだのは自民党5派閥に対する告発状が出されたことでした。特捜部は安倍派と二階派に絞って強制捜査に乗り出したのです。       
 問題は5派閥に及んでいるのです。安倍派、二階派だけの捜査に終わったのでは問題の解決にはなりません。政権を担っている岸田首相の派閥・宏池会でも、2018~20年に約2000万円のパーティー券収入があったにもかかわらず不記載とされていることです。             
 金額の問題ではありません。金額だけで捜査の対象にする、しないようでは国民が納得できません。このようなことがまかり通るならば、コソ泥や少額万引きなどでは逮捕出来ないことになります。政治の世界、それも自民党政界に限っての「大岡裁き」などあってはならないことです。この問題にかかわった者全員を逮捕し起訴すべきです。              
 今後捜査はどう展開するのか。政治資金規正法による不記載、虚偽記載は会計責任者を罰する法律です。ですが会計責任者と共謀が認められれば政治家も立件対象となるのです。
 会計責任者がそんな不記載や虚偽記載をやってもなんの得にもなりません。会計責任者は、そうした行為が違法であることなど熟知しているはずです。親玉の指示であることに疑問などありません。なにがなんでも親玉を立件し起訴することが不可欠です。

               

 

 

19日、中之島、堂島川でザウルスちゃん撮影         

         

みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね                       
        

この欄はココちゃんの担当です

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