安倍派切り捨てだけでは

2023年12月16日  第891号

   発行人

大阪のうめ吉     

2023年   

12月16日   

第891号    
編集・ココちゃん

 

安倍派切り捨てだけでは

   

 岸田文雄首相は、自民党派閥の政治資金パーティーによる裏金問題で安倍派・清和政策研究会所属の松野博一官房長官ら4人の閣僚を事実上更迭しました。閣僚4人の更迭は、政権を担う能力が欠落していると言えるもので正に異常事態です。安倍派の閣僚を更迭して済まされることではありません。自民党の派閥に広く蔓延しており、岸田内閣が総辞職すべき事案です。


 名目は辞表提出ですが、実際は更迭そのものです。臨時国会開けの14日に決めました。     
 岸田首相は安倍派に所属する閣僚を交代して幕引きをはかろうとする魂胆が見え見えです。      
 裏金問題は安倍派だけではなく、二階派・志帥会、麻生派・志公会、首相自身の岸田派・宏池政策研究会も裏金に汚染されています。派閥というより、自民党全体の問題になっているのです。  
 東京地検特捜部の捜査対象は自民党の主要5派閥全てに及んでいます。政権を担う能力が欠落してしまったことです。こんな自民党に政権を担う能力があるのかが最大の問題です。 安倍派を切りすてるだけではすまないことです。     
 問題なのは、裏金問題そのものだけではありません。問題が指摘されているのに、首相自身がきちんと説明しないことです。自身の責任を全く果たさずでは首相として失格です。      
 首相はそれぞれの派閥が開いた政治資金パーティーでの収入を、政治資金収支報告書への 

      

不記載で「報告書の訂正をしたと報告を受けている」として「それぞれの会計責任者に説明をしてもらいたい」と問題の解明に背を向け続けています。完全な責任逃れでしかありません。                          
 しかも、首相自身が会長を務めてきた岸田派宏池政策研究会でも収支の不記載問題が指摘されているにもかかわらずです。自身のことでは「捜査に影響を与える恐れがある」として、答弁拒否を連発しているのです。これでは更迭対象になった松野官房長官となんらかわりがありません。首相であるだけにより悪質です。きちんと説明しても捜査に影響などありません。このようなことは、常に司法の捜査対象になっている者が言う常套句そのものです。             
 当然のように、今回、更迭された4人の閣僚も「捜査」を理由に答弁を避け続けています。4人が更迭なのに誰一人として説明するという最小限度の責任すら果たしていません。この人らを閣僚にしたのは岸田首相です。このような首相には任命権者としての資格などないものです。          
 首相は記者会見で「国民の信頼回復へ火の玉となって取り組む」と述べています。白々しくよくこんなことが言えるものです。それぞれの派閥に要請しているのは政治資金パーティーを自粛することだけです。これが火の玉となっての取り組みなのか。首相は何ひとつ責任を果たしていません。議員個人と各派閥任せを続けているだけです。なによりも自身が問題の渦中にあります。内閣総辞職すべきです。

    

 

               


           

 

 

堺市・ザビエル公園 ザウルスちゃん撮影        

         

みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね                      
        

                     

この欄はココちゃんの担当です

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