
ー820ー 歌碑めぐり 句碑めぐり

⏭️8⏮️ 松尾芭蕉句碑 与謝野晶子歌碑

松尾芭蕉句碑
大阪市天王寺区 城方向八幡宮境内
菊に出て
奈良と難波は
宵月夜
芭蕉が奈良から難波に入った元禄7年9月9日の旅の際に詠んだ句であり、芭蕉最後の句です🥰
この後難波の南御堂の花屋仁左衛門宅で亡くなります
重陽の節句時の句です😲
重陽の節句とは、桃の節句、端午の節句などと並ぶ五大節句のひとつです😲

松尾芭蕉句碑
奈良から難波に旅に出た9月9日、当時は旧暦で、今で言うと10月中旬にあたります。中秋の名月と重なり、菊の花が最も美しい季節です🥰
「菊に出て」とはこの季節の旅を意味しています。当然ながら、奈良も難波(大阪)名月にかわりありません。そんな情景を詠んだ句です😊

与謝野晶子
大阪府堺市堺区甲斐町東2-1-29
開口(あぐち)神社境内
少女たち
開口の神の樟の木の
若枝さすごと
のびて行けかし

与謝野晶子
未来のある少女たちを思いやった歌です🥰
開口神社のクスノキの大木から、若い枝が伸びて生き生きとするさまに、少女たちの成長を重ね、そのように生きていきなさいと期待をかけたものです🥰
開口神社は、与謝野晶子が幼少のころによく遊んだ場所です。ふるさとでもあり、故郷の少女たちにこめた想いです😍
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