安倍派閣僚、党三役全員交代

2023年12月11日  第886号

   発行人

大阪のうめ吉     

2023年   

12月11日   

第886号    
編集・ココちゃん

安倍派閣僚、政務三役ら交代

  

 自民党の安倍派清和政策研究会の政治資金パーティーをめぐる一連の問題で、岸田文雄首相が安倍派所属の閣僚、副大臣、大臣政務官の政務三役全員を交代させる意向を固めました。臨時国会閉会後に大規模な内閣改造をおこなうことになります。ですが、岸田政権は内閣改造によって乗り切ることはできません。通常国会冒頭から大荒れの国会となりそうです。必要なのは、小手先の内閣改造などではなく、岸田政権の総辞職が求められるものです。  

  

 今回、政治資金パーティーで、政治資金規正法に基づく政治資金収支報告書に記載がなく、キックバックまで出てきました。これも同様に報告書に記載されておらず、裏金として議員の手に渡った疑惑です。         
 真っ先に更迭の対象に挙がったのは松野官房長官です。にもかかわらず官房長官は「お答えを差し控える」を繰り返してきました。違法なことをやってきたという意識がなく、反省も見られません。逃げ切ることだけを考えた姿勢です。    
 岸田首相は、官房長官と西村康稔経済産業相の閣僚2人を更迭する方針をすでに固めてい

ます。首相は更迭色を薄める考えから、内閣改造によるものです。              
 内閣改造では、この2人だけでなく、鈴木淳司総務相と宮下一郎農水相も交代させます。鈴木、宮下両閣僚は、キックバックを受け取っていたことを否定しています。 
 首相が交代させるのは、副大臣5人、政務官6人の15人に及ぶものです。最大派閥の安倍派を政務三役から軒並み外す方針になっています。大規模な内閣改造です。   
 首相は、無派閥の浜田靖一前防衛相、梶山弘志幹事長代行を起用する検討に入り、国対委員長を含む要職起用を調整しているとの報道です。政治資金パーティーに関わる不記載は岸田政権を直撃しています。内閣改造など単なる小手先のものであり岸田政権の総辞職に値する事案です。              
 派閥政治に対しての国民世論の不信感が高まっています。首相は、信頼回復を図るには、無派閥の中から即戦力になる人材を選ぶ必要があると判断したようです。「党全体として問題に向き合うには、無派閥議員との連携は重要」の認識ですが、そもそも自民党内には適材しなる人材など存在していません。いつも「適材適所」とした人材が問題を引き起こしているのです。
 岸田首相そのものも問題になっているのです。岸田首相がこの問題ではシロとはいえないからです。問題は安倍派だけにとどまらず、パーティー券収入の一部を裏金化させる手法が自民党の派閥で幅広く行われている可能性が出てきているからです。      

 

               
           

 

 

平野川 ザウルスちゃん撮影        

             

みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね                      

                     

この欄はココちゃんの担当です

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