裏金づくりの政治資金パーティー

2023年12月4日  第879号

   発行人

大阪のうめ吉     

2023年   

12月4日   

第879号    
編集・ココちゃん

裏金づくりの政治資金パーティー 

           

 自民党5派閥の政治資金パーティーでの収入不記載問題で、最大派閥・安倍派の清和政策研究会所属の10人以上の議員が、パーティー券収入の一部を還流させるなど裏金化していた疑いが出てきました。他の派閥も同様会計処理の可能性が判明しました。東京地検特捜部は、裏金化させた疑いのある議員、派閥運営の幹部ら議員数十人から事情聴取を検討しています。地検は全国から応援検事を集めて態勢を拡充しています。臨時国会が終わる13日以降一斉捜索・逮捕に踏み切る様相です

  

 

 特捜部は、不記載・虚偽記入など政治資金規正法違反容疑で立件を視野に入れています。今後、政治日程を考慮し本格的捜査に踏み切る見込みです。  
 この問題は、ただ単に政治資金規正法違反にとどまらず、場合によっては脱税の可能性があり、国税局も乗り出す可能性がある一大問題です。         
 特に安倍派は自民党の最大派閥であり、 2018~22年までの5年間に開催した政治資金パーティーで総額約6億6000万円の収入を政治資金収支報告書に記載しています。                
 ところが、問題はここからです。所属する議員が割り振られたノルマを超えてパーティー券を売った分について、その議員にキックバック(還流)されていたのです。収支ともに記載されていません。これは議員側がノルマでの超過分を自身の事務所にプールしていたケースもあります。同派閥では10人以上の議員がキックバックやプール

で、この5年間に合わせて1億円を超える裏金を作り出していた疑いがあるものです。    
 同派閥の収支報告書に記載のない5年間の収支総額は数億円に上るとされます。そのうえ、キックバックを受けた議員側でも政治団体が収入不記載の疑いがもたれています。    
 ノルマ超過分を適正に収支報告書に記載していない例は他派閥でもあったとされます。    
 5派閥の収支報告書不記載は、18~21年分の収支報告書にパーティー券収入を計約4000万円少なく記載したなどとして会計責任者らが告発されました。問題が明るみに出たのはしんぶん赤旗の報道です。
 赤旗日曜版が暴いたものです。日曜版が神戸学院大学の上脇博之教授のところにコメントを取りに行っています。「これはえらいことじゃないか」ということになり、精査して刑事告発に至ったのです。    
 この告発によって地検特捜が動いたのです。     
 特捜部は派閥の会計担当者らを事情聴取して各派閥の収支の実態を調べてきました。捜査が進展するに連れ、安倍派だけにとどまらず、パーティー券収入の一部を裏金化させる手法が自民党の派閥で幅広く行われている可能性が出てきたのです。       
 特捜部は捜査態勢を大幅に拡充させています。13日の臨時国会閉会後に多数の関係者への事情聴取に乗り出します。派閥の幹部や同党の議員数十人を対象にしているのです。自民党を揺るがす一大問題に発展しました。収支不記載、虚偽記入などの罰則は5年以下の禁錮または100万円以下の罰金、公民権停止もあります。

               
           

 

 

八尾市、ザウルスちゃん撮影       

             

みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね 

この欄はココちゃんの担当です

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