オスプレイ事故 嘘はどっちだ

2023年12月3日  第878号

   発行人

大阪のうめ吉     

2023年   

12月3日   

第878号    
編集・ココちゃん

オスプレイ事故嘘はどっちだ 

           

 オスプレイが屋久島沖に墜落したことで、政府は30日に、在日米軍司令部のラップ司令官に飛行停止要請を出したとしていました。松野博一官房長官が1日の記者会見で、日本政府の飛行停止要請は「正式」な申し入れであり、「国防総省内でも共有されている」と述べています。ところが、その米の国防総省の副報道官が記者会見で、米空軍横田基地所属のCV22オスプレイ墜落事故で「日本政府から公式の飛行停止要請は受けていない。現時点において、オスプレイは日本で運用を継続している」としたのです。どちらかが嘘をついていることになります。米への抗議を問われた官房長官は「「やりとりの詳細は差し控える」と述べています。どうして差し控えるのか、全く理解できないことです。

 

 国防総省報道官は、オスプレイ墜落について、謝罪や反省には全く言及していません。住民の安全を顧みず、よりによって米軍のオスプレイ運用最優先とする横暴な姿勢を示しました。      
 このような姿勢の米側に対し、官房長官は「やりとりの詳細は差し控える」としたのです。これは明らかに米の姿勢に追従するものでしかありません。一体どこの国の官房長官なのかということにもなります。      
 当日の墜落の問題だけではありません。事故を起こしたその翌日からオスプレイが飛行しているのです。それも一度だけではありません。このことはメディアも確認し報道しています。       
 1日、日本共産党

  

の田村貴昭衆院議員が防衛省に説明を求めました。    
 防衛省は、29日の事故直後から1日午前9時半までに、沖縄県宜野湾市普天間基地所属のMV22が同基地で46回、同嘉手納町の嘉手納基地で4回。外来機のCMV22が6回、嘉手納基地で飛行を確認したとしました。横田基地での飛行は確認されていないとしています。   
 これだけの回数でオスプレイが飛行しているのです。墜落事故の究明どころか、墜落した乗組員が1人の発見にとどまり、まだ7人が発見されていないにもかかわらずです。          
 航空機を運用する当事者として、死亡事故を起こした航空機の原因究明がされていないのに、飛行を続けるなどあってはならないことです。       
 同時に、このことは、軍隊がいかに非情な組織であるかも証明しています。自分らの同胞が海に沈んだまま見つからないのに問題機種の飛行を続けることです。隊員はただの鉄砲玉(今時、鉄砲の表現はおかしいですが)、撃ってなくなる消耗品くらいの感覚しかないことです。なくなった本人だけでなく、残された家族のことなど微塵も考えない組織なのです。      
 こんな軍隊が、日本にも自衛隊として存在しているのです。                 
 先の田村議員は、党国会議員団が30日に上川陽子外相、木原稔防衛相にオスプレイの飛行停止などを要請したことをあげて、なぜ飛行を継続しているのかとただしています。防衛省は、米軍は「通常の飛行運用」だと説明しているのです。    
 事故を起こしても、引き続き飛行を続けるのが通常の飛行運用と言うことになります。

               
           

 

 

近鉄信貴山口駅 ザウルスちゃん撮影       

             

みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね                      

この欄はココちゃんの担当です

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