米軍オスプレイ、屋久島沖で墜落

2023年12月1日  第876号

   発行人

大阪のうめ吉     

2023年   

12月1日   

第876号    
編集・ココちゃん

米軍オスプレイ、屋久島沖で墜落

 29日午後、米軍横田基地(東京都)所属のCV22オスプレイが鹿児島県屋久島町の屋久島空港沖合約1キロの地点で墜落しました。住民から「オスプレイが鹿児島県の屋久島沖で墜落した」と通報があったものです。第10管区海上保安本部が捜索しており、1人が見つかりましたが死亡が確認されました。乗組員は8人。山口県の米軍岩国基地から沖縄県の嘉手納基地に向けて飛行中でした。防衛副大臣は「不時着水」として発表し、批判を浴びています。目撃者の話からしても墜落が事実です。

 

 米軍オスプレイの墜落で、宮沢博行副防衛相は発表で「不時着水」としていました。かつて、沖縄県で起きた墜落、大破した事故でも防衛省は不時着としています。明らかに墜落であるのに「不時着」とする防衛省の姿勢は、事の本質を覆い隠すものであり極めて問題です。        
 今回の事故では、「左エンジンから火を噴いていた」という目撃証言があります。にもかかわらず不時着水とするのは、オスプレイが構造的欠陥機であることを隠すものです。最終的にはパイロットの技量のせいにして、運用を続けること以外の何ものでもありません。     
 不時着水したのであれば、機体がばらばらになるなどまずあり得ません。紛れもなく墜落だからです。今回の事故でも見つかった機体の一部はバラバラになったものです。     
 今回の事故につい

て副防衛相は、オスプレイの飛行停止など米側への対応について問われ、「人命救出が第一だ。飛行停止を求めるかどうかは、まだ先の話だと捉えている」としました。それはそうですが、陸上自衛隊が導入しているオスプレイの運用について「現時点では原因究明が進んでいないので、そこまでの判断には至っていない」とし、明確な方針を示していません。無責任そのものです。       
 副防衛相は、米側の説明だったとし「最後の最後までパイロットが頑張っていた」と述べ、墜落ではなく「不時着水」であるとの認識を示していました。           
 まったくおかしなことです。米側が 「最後の最後までパイロットが頑張っていた」と伝えてきたから不時着水だとするのです。日本国内で起きた事故、それもエンジンから火が吹いたとの目撃証言もあるのに米軍そのまま。これでは米軍は「大本営」そのものです。副防衛相の発表は防衛省としてのものです。日本の防衛省という自覚が全く見られません。    
 こんな防衛省です。アメリカべったりであることがこの問題でも鮮明になっています。日本国内で起きたオスプレイの事故で死者が出たのは初めてです。常にこのような危険があることが実証されたのです。         
 官房長官は島しょ防衛能力の構築は「喫緊の課題」だと強調し、変更の予定はないと述べています。しかも、米側に至っては、事故翌日にオスプレイを飛行させているのです。容認できるものでありません。

               
           

 

 

ココちゃん、今日も頑張るワン       

             

みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね                          

                      

この欄はココちゃんの担当です

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