岸田首相無責任答弁に終始

2023年11月30日  第875号

   発行人

大阪のうめ吉     

2023年   

11月30日   

第875号    
編集・ココちゃん

岸田首相無責任答弁に終始

 28日に行われた参院予算委員会で日本共産党田村智子副委員長がイスラエル・パレスチナ紛争の即時停戦、人件費コストカットの経済政策の抜本転換、自民党5派閥の政治資金問題の徹底解明について質問、追及しましたが、岸田文雄首相は提案や追及に正面から答えず、無責任な答弁に終始するものでした。

 

 イスラエルによるガザ攻撃では、戦闘中断が2日間だけ延長されましたが緊迫した事態です。このことに田村議員が「戦闘中断を停戦にと、いま強く求めるべきだ」と主張しました。
 ところが岸田首相は「停戦が一朝一夕になるとは期待できない」とし、「人道的休止をできるだけ長期なものにすることによって、事態の鎮静化につなげていく外交努力を続けていきたい」などと悠長なこと述べています。               
 田村議員は、国連安全保障理事会が22日に国連機関から受けた報告では、ガザで殺害された人の7割近くが女性と子どもだと指摘し「なぜ国際法違反だと批判しないのか」と追及。これに対し上川陽子外相が答弁に立ち、「個別具体的な事情を十分に把握しているわけではないから、確定的な法的評価は差し控える」と。  
 重ねて田村議員が「国際法違反」と言えないのなら、「国際法を守れ」と言うことにどういう意味があるのか」と追及です。                
 さらに「問われているのは国連憲章と国際法を守れという一貫した立場に立つのかどうかだ」と述べ、イスラエルが国際法違反の攻撃を宣言していることに沈黙の岸田首相の態度

を批判しました。   
 田村議員は、1973年当時の二階堂進官房長官の中東問題に関する談話を示し、政府が、歴史的にパレスチナ人民を殺害・追放し土地を奪ってきたイスラエルの行為を許されないものと明言していたと指摘して追及しました。      
 田村議員が「73年の時のように毅然とした姿勢で、イスラエルに攻撃をやめなさいと直接言うべき」と提起しても「当時とは事案の性格、関係者の意図は全く異なっている」と反論するありさまです。    
 田村議員は「2次安倍政権以降、ネタニヤフ首相と急接近し、戦争犯罪をやめろと言えない政府になってしまった。あまりに情けない」と強く批判しました。「ガザが子どもの墓場になることに沈黙することは許されない。ジェノサイド許すなの即時停戦を求めることが必要だ」と迫りました。       
 経済政策において田村議員は岸田政権の経済対策は、どういう現状認識に基づくものかと正すも「30年ぶりの賃上げなどの取り組みで「ようやく明るい兆しが出てきた」と、これまで通りの説明を繰り返すだけでした。       
 田村議員は、時事通信の世論調査で消費税減税に「賛成」が約6割、自民支持層でも半数近くが「賛成」だとして「これまでにない世論の表れ、国民の悲鳴の表れだ。この声にこたえて消費税減税を検討すべき」と迫りました。しかし、首相は「給付と減税の組み合わせ、官民の連携が重要」としてまともに答えようとしていないのです。          

               
           

 

 

御堂筋でザウルスちゃん撮影       

             

みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね             

                      

この欄はココちゃんの担当です

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