やはり汚輪だった馳知事発言

2023年11月27日  第872号

   発行人

大阪のうめ吉     

2023年   

11月27日   

第872号    
編集・ココちゃん

やはり汚輪だった馳知事発言

機密費使用偽りではない    

 やはり汚輪だった。当初から金で誘致した東京オリンピックと問題視されていましたがそれが明らかになりました。当時衆院議員の馳浩石川県知事が、国際オリンピック委員会(IOC)の委員に「政府の機密費を使って贈答品を渡した」と講演会で語ったのです。馳知事は、その後「事実誤認だった」として撤回しましたが、そんな事実誤認があるはずがありません。事の重大性を誰かに指摘されて撤回したものでしょう。先の発言こそが真実であり、撤回は再隠蔽にほかならないものです。

 

 

 講演は、今月17日、東京都内でおこなわれたスポーツ振興に関する会合でのことです。   
 当時、自民党所属の衆院議員だった馳知事は東京五輪招致推進本部長でした。この時は安倍晋三政権。安倍晋三首相が「必ず勝ち取れ、金はいくらでも出す。官房機密費もある」と告げられたことをこの講演会で語ったのです。         
 開催国の開催都市を決定するのは100人のIOC委員です。そのIOC委員に、それぞれの選手時代の写真をまとめたアルバムを作成して贈ったのです。
 このアルバムは1冊20万円をかけて制作されたものです。この「アルバムを持って世界中を歩き回った」と語ったのです。講演会には90人が参加しており、報道関係者に公開されたものでした。         
 馳知事は、講演がおこなわれたその日のうちに発言を撤回しました。「全面的に撤回する」とのコメントを発表したのです。

  

 この翌18日には金沢市内で報道陣の取材に応じています。「私自身の事実誤認に基づく発言」として謝罪したのです。      
 当然ながら、報道陣から事実誤認に当たる部分を追及されました。ところが、馳知事は「五輪招致に関わることで、文科省やスポーツ庁にも報告している」とし、「これ以上のコメントは控える」とのことを繰り返し述べています。問題が大きなことから逃げたのです。        
 先の講演会で語ったことこそが真実そのものです。馳知事はそうしたことをやって東京オリンピックを誘致にこぎつけた苦労?を誇りたかったのでしよう。ですがこれが真実だったと認めれば、日本政府は金でオリンピックを誘致し開催したことを決定づけるものです。    
 既に終わった東京オリンピックとは言え、無傷ではすまないことです。信用を失い、今後の冬季さっぽろオリンピックの誘致も難しくなってしまいます。        
 「さっぽろ」、それだけなら大問題ではありません。「さっぽろ」そのもので賛否が二分しているからです。        
 IOCには倫理規定があり、オリンピック関係者への贈り物の授受を禁じています。僅かな儀礼的、手土産程度を認めているだけです。    
 馳知事は「規定を踏まえて招致活動に取り組んだ」と主張していますが、とんでもありません。 
 この問題が出てきて、完全な闇に包まれている「官房機密費」がこのような買収のための費用にも使われていることが鮮明になったのです。まともなことには使われないからこそ使途が全く公開されないのです。不正の元凶になっています。

               
           

 

 

ココちゃん今日も頑張るワン        

みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね                       
        

                      

この欄はココちゃんの担当です

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