辺野古、14%進捗47%支出

2023年11月24日  第869号

   発行人

大阪のうめ吉     

2023年   

11月24日   

第869号    
編集・ココちゃん

辺野古、14%進捗47%支出     

  

             

 

        

 沖縄防衛局は、辺野古側の新基地工事の進捗について県側に「10月末時点で必要土量の99・5%に当たる約318万㎥と答えています。この数字は、9月末でも同じものでした。新基地建設の進捗率は14%です。ですが、19年当時の見積金額の47%に当たる1704億円が22年度時点で支出されているのです。このようなことでは、完成までに1兆2200億円もかかることになります。国(防衛省)は、当初から少ない額を示して国民を欺いてきたことになります。 

 

 こうした問題は22日の衆院予算委員会で日本共産党の赤嶺政賢議員の質問で明らかになったものです。  
 赤嶺議員の質問に、木原稔防衛相は、これまでの支出額の内訳を初めて明らかにしました。                
 埋め立て工事に関わる経費、19年時点での見積もりは、 総額で7225億円です。このうち、埋め立て工事は3600億円です。         
 ところが、埋め立て工事の進捗率が14%なのに、見積額の47%にあたる1704億円が22年度時点で支出されているのです。これは一体どういうことなのか。              
 赤嶺議員は「完成までに1兆2200億円かかる計算になる」と指摘しています。「なぜこんなことになっているのか。当初の予算見積もりの説明が事実と違っていたのではないか」とただしました。  
 最初から辺野古新

  

 

基地の工事を安く見せるための見積りを国民に示したとしか言えません。完全に国民に対する欺きです。              
 木原防衛相は、「資材価格や人件費が上昇傾向にある」と弁明しました。赤嶺議員は「19年当時から埋め立て用の岩ズリは上がっていない。労務単価の上昇も8%にすぎない」と追及です。防衛省(相)の弁明には全く根拠がありません。これほど支出されたことへの弁明になっていません。  
 赤嶺議員は「19年当時の見積もりは実際より小さく見せかけるものだった可能性がある」と指摘です。「これでは辺野古の予算は、あってないようなものだ」と厳しく批判しました。同時に、当初の見積もり根拠の調査・報告と、現時点での正確な見積もりを国会に提出するよう求めました。     
 沖縄防衛局は、ヘリ基地反対協議会、沖縄市民会議、うるま島ぐるみ会議の3団体から建設中止の要請書を手渡されています。この際、防衛局への質問として、大浦湾の軟弱地盤を把握した時期、埋め立ての土砂搬出において、本部港塩川地区で住民に説明したしたことと異なることへの回答を求めています。             
 ところが、防衛局の担当者は、新基地建設の費用で「経費については、工事の進捗を踏まえつつ検討する必要がある」と述べています。                 
 当然「そんなずさんな公共事業はないだろう」と批判の声が上がりました。進捗具合で工費がつぎ込まれるのであれば、見積などないのと同じです。こんな公共工事などあり得ないこと。それを防衛局がやっているのです。

               
           

 

 

吹田市でザウルスちゃん撮影        


みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね           

           

この欄はココちゃんの担当です

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