5派閥、不記載で地検特捜動く

2023年11月23日 第868号

   発行人

大阪のうめ吉     

2023年   

11月23日   

第868号    
編集・ココちゃん

5派閥、不記載で特捜動く     

  

             

 

        

 自民党主要5派閥が政治資金パーティーで得た収入計約4000万円を政治資金収支報告書に記載していなかった疑惑で東京地検特捜部が捜査に着手しました。「しんぶん赤旗」日曜版がスクープ、神戸学院大学の上脇博之教授が政治資金規正法違反の疑いで告発したものです。岸田首相が会長の宏池政策研究会も入っているだけにマスコミも一斉に問題を報じています。   

地検特捜どこまで追い詰めるか    

      

 

 自民党主要5派閥だけに、自民党そのものだけでなく自民党政権をも揺るがしています。       
 国会では、日本共産党を始め、立憲民主党が追及しています。自民党総裁として岸田文雄首相の監督責任にとどまらず、首相自身が会長を務める派閥も含まれています。概に危険水域に達している政権の危機が一層強まっています。             
 この問題は「しんぶん赤旗」日曜版が昨年11月6日付で報じもの。この後、神戸学院大学の上脇博之教授が政治資金規正法違反の疑いで東京地検に告発しました。           
 東京地検特捜部は各派の事務担当者らを任意で聴取しています。問題として取り上げられたのは安倍、麻生、茂木、岸田、二階の5派閥です。   
 自民党総裁でもある岸田首相は今も岸田派である宏池会の会長を務めています。             
 各派閥の責任者には政権中枢を担う閣僚もいます。茂木派の事務総長は新藤義孝経済再生担当相です。安倍派の松野博一官房長官と西村康稔経済産業相がいずれも事務総長経験者

  

 



です。              

 21日に開かれた衆院予算委員会で、首相は「政府の立場としてはお答えを差し控える」とし、党の問題に矮小化してまともに答えていません。党の問題であっても、その自民党総裁は首相自身です。「政府の立場としてはお答えを差し控える」などとして逃げられる問題ではありません。           
 首相は逃げの一手で、実態把握もせず説明責任をも果たそうとしない姿勢です。                 
 自民党議員のひとりは今回のこの疑惑に、薗浦健太郎・前自民党衆院議員が18~20年の収支報告書でパーティー収入など計約4600万円の過少記載に関与した問題と同じだとしています。「政権にさらに大きなダメージだ」とも言っています。同時に5派閥の事務関係者なども逮捕や立件もあり得ることを警戒しています。            
 薗浦前議員は今年1月、政治資金規正法違反罪で東京簡裁から出された略式命令に不服申し立てをせず、罰金100万円、公民権停止3年が確定しているのです。         
 今回は自民党の主要5派閥です。東京地検特捜部の捜査によって、逮捕の範囲がどこまで及ぶかが焦点です。事務担当者だけにとどまるようなことは絶対にあってはなりません。茂木派の事務総長は新藤義孝経済再生担当相とか、現職閣僚なのです。当然真っ先に逮捕すべき人物です。   
 宏池政策研究会は岸田首相が会長。事務担当者だけを逮捕して済ませるようなことはあってはならないことです。地検特捜には公正な判断で忖度のない捜査・逮捕を求めるものです。

               
           

 

 

みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね             

この欄はココちゃんの担当です

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