沖縄に第12海兵沿岸連隊新設

2023年11月17日  第862号

   発行人

大阪のうめ吉     

2023年   

11月17日   

第862号    
編集・ココちゃん

沖縄に第12海兵沿岸連隊新設

 

        

 米海兵隊が米中軍事対立の最前線「第1列島線」を主戦場とする新たな部隊「第12海兵沿岸連隊(12MLR)」を沖縄県に新設しました。自衛隊との統合強化を狙ったもので、沖縄本土を主に「第1列島線」の島々を足場に中国との戦闘を想定したものです。南西地域が戦場化されるもので、危険を拡大させることになります

     

      


 米海兵隊は15日、金武町などに広がるキャンプ・ハンセンで発足式典をおこないました。
 この式典でエルトリングハム司令官は「われわれが第1列島線に存在していることは誇りだ。いつでも、どこでも紛争に対応する」と述べています。          
 この式典では、第3海兵師団のワートマン司令官が出席し「自衛隊との統合を進めることで能力を強化する」と強調しています。自衛隊が南西地域で配備を進めている敵基地攻撃能力=長射程ミサイル部隊との統合を念頭においた発言です。             
 MLRは、海兵隊部隊再編計画「フォース・デザイン2030」に基づき編成されたものです。           
 南西諸島に広がる離島の制圧、戦闘拠点を設けるための「遠征前進基地作戦」(EABO)を専門とする部隊です。 
 その主要な任務は、長射程ミサイルによって敵の艦船・航空機を攻撃。F35Bステルス戦闘機などの離着陸拠点を確保するための作戦

  

です。
 米本土以外の海外で唯一米海兵隊の拠点となっているのが日本です。                 
 22年3月には、最初となる部隊がハワイで創設されました。その2番目となるのが今度の沖縄の部隊です。                  
 問題はまだあります。名護市のキャンプ・シュワブ配備の第4海兵連隊をグアムに移転して、3番目となる沿岸連隊に改編するものです。              
 こうした12MLR創設については、1月11日の日米安全保障協議委員会で合意されていたものです。         
 米海兵隊なるものは“殴り込み部隊”であり、過去にはベトナム戦争、イラク戦争で真っ先に投入されているのです。要するに他国への侵略部隊にほかならないものです。      
 今回の第12海兵沿岸連隊創設は、中国を想定したものです。こうしたことで部隊の大規模な改編をおこなったのです。これは、強固な防御網を構築している中国。従来のような地上侵攻には無理があるとの考えから、離島に長射程ミサイルを配備し、離島や艦艇から作戦を実行するものです。この作戦に合わせ、岸田政権が進める大軍拡強行による離島へのミサイル部隊配備を米海兵隊が利用するものです。                    
 米の作戦に、完全に自衛隊が組み込まれることです。そうなった自衛隊、相手国からは敵とみなされます。当然ながら自衛隊基地への攻撃が行われます。周辺は戦場と化すのです。

               
           

 

             

ココちゃん、今日も頑張るワン        

        

みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね             

この欄はココちゃんの担当です

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