建設費増受け入れの知事・市長

2023年11月7日  第852号

発行人

大阪のうめ吉     

2023年   

11月7日   

第852号    
編集・ココちゃん

建設費増受け入れの知事・市長

    

  

 「やむをえない」と、簡単に受け入れをした吉村洋文大阪府知事と横山英幸大阪市長です。日本博覧会協会が提示した500億円の万博建設費増額です。知事・市長にとっては痛くも痒くもありません。ですが、日ごろ税金の無駄遣いを主張している維新の会、そこに所属する知事・市長です。世論調査でも「納得できない」人が7割もいるのです。これこそ税金の無駄遣いそのものではないのか。これが「いのち輝く未来」なのか。やっていることがあまりにもデタラメすぎです。不評の万博はただちに中止にすべきです。


 当初の計画では1250億円。それから2350億円へと1・9倍も膨れ上がりました。建設資材や工事に関わる人件費の高騰が理由。「想定を超える物価上昇」だからとしているのです。ですが、見通しが甘かったと言わざるを得ません。府民や国民が万博のような大規模イベントを望んでいるかどうか。その判断をせずに維新の知事や市長が開催を先導したことです。         
 だいたい、今の時代、多くの国民が万博のようなイベントを望んでいないことです。さらに入場料の問題もあります。今回の万博の入場料は大人7500円です。05年に開催された愛知万博の4600円よりも格段に高いことです。     
 ちなみに、70年の大阪万博では800円でした。それ

        
 こそ時代が違いますが、それでも今回の7500円は妥当とは言えない金額です。               
 入場料だけに7500円もかけるくらいなら多くの府民・国民は他の選択をするでしょう。このことからしても見通しが甘かった、認識のお粗末さです。                  
 そんな万博、建設費が500億円も跳ね上がっているのに、簡単に受け入れる知事・市長の姿勢です。これこそ税金の無駄遣いであり、自分らのやることは何をやっても無駄ではないという傲慢な姿勢そのものです。      
 興味深い世論調査があります。今月3日から5日にかけて実施した共同通信のものです。   
 なんと、大阪・関西万博のおひざ元、日本維新の牙城である大阪で、維新の支持者の65.7%が「不要」とし「必要だ」は33.1%に過ぎないことです。                     
 補完勢力として政権与党に協力する相手の自民党は54.6%、公明党77.9%が不要としていることです。支持層の判断が維新にとっては厳しいものになっているのです。                     
 他の支持層も、立憲民主党84.0%、共産党77.2%、国民76.8%。無党派層77.3%が「万博不要」としているのです。
 多くの国民・府民が万博開催反対です。それでも維新の知事・市長は万博開催に固執しているのです。赤字になることなど問題にもしていないのです。カジノ誘致という企てがあることから、そのための万博開催なのです。

 

           

長居植物園でザウルスちゃん撮影         

        

みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね              

この欄はココちゃんの担当です

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