横暴、代執行提起許すな

   発行人

大阪のうめ吉     

2023年   

11月1日   

第846号    
編集・ココちゃん

横暴、代執行提起許すな

     

 沖縄県名護市、辺野古新基地建設について、国が代執行を提起したことで、建設阻止の行動が現地でおこなわれています。国が大浦湾の埋め立てに関し、玉城デニー知事の権限を奪う「代執行」訴訟を提起したことなど横暴であり、到底許されないものです。国は新基地を作ることが「公益」としていますがとんでもないことです。米軍のために作る基地がどうして公益と言えるのか。沖縄の美ら海を守ること、平和な島にすることこそが公益と言えるのです。 

  


 抗議の行動は埋め立て海域の護岸前の海上からです。照りつける日差し、浅瀬の底まで透き通ったエメラルドグリーンの海です。カヌー20艇を始め、抗議船、ボートから参加者が船上から「サンゴ殺さないで!」「代執行 許すな」などと書かれた幕を掲げています。         
 沖縄県の玉城デニー知事は、国の訴訟による意見陳述で「沖縄防衛局は、多種多様なサンゴや、ジュゴンなど絶滅危惧種262種を含む5300種以上の海域生物が生息し、世界遺産登録地である知床や小笠原諸島等と比べ遜色のない生物多様性を有する辺野古・大浦湾を、多くの県民の意思に反して埋め立て、弾薬搭載エリアや係船機能付き護岸、2本の滑走路の新設など普天間飛行場に比べて機能が拡大

強化された新たな軍事基地を建設しようとしています」と訴えています。  
 このような生物多様性豊かな海域に7万本以上もの砂杭を打ち込むものです。玉城知事は科学的、技術的事実に基づき埋め立ててはならないとしているのです。同時に国の求めに対して、あくまでも不承認を貫き、横暴な代執行に立ち向かう決意なのです。   
 30日の高裁那覇支部で行われた初弁論はこの日だけで結審です。ここからして司法が国に忖度する姿勢であることが見て取れるものです。高裁那覇支部が出すであろう判決は明らかです。国の代執行を間違いなく認めるでしょう。司法は既に死んでいるのです。        
 しかし、判決に決して諦めることなく玉城知事を支え、沖縄の未来だけでなく、日本全体の自治と民主主義を守る行動、闘いこそが重要なのです。   
 沖縄県は、公有水面埋立法に基づいて厳正な審査をし、B―27地点とされる地点の力学的試験の必要性を含む災害防止対策、ジュゴンの調査方法等の環境保全対策が不十分であることから、設計変更不承認としたのです。   
 ところが、国はあくまでも、辺野古新基地建設を遂行するために権限を行使して介入を行っているのです。訴訟を提起し、地方自治体がもつ権限を、国が奪う地方自治に対するな横暴な介入手段の代執行提訴に至っているのです。         
 このような地方自治権の破壊はいかなる権限をもってしても許されるものでありません。

      

       
 

             

大阪市、都島橋からザウルスちゃん撮影       

        

 みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね              

この欄はココちゃんの担当です

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