おかしい、共産・倉林談話

2023年10月27日  第841号

   発行人

大阪のうめ吉     

2023年   

10月27日   

第841号    
編集・ココちゃん

おかしい、共産・倉林談話

ご都合主義そのものだ 

     

 「自分の体のことは自分で決める」ことを当然の権利と認めた重要な判断が示されました――日本共産党ジェンダー平等委員会責任者・倉林明子参議院議員(党副委員長)が発表した談話です。性別変更の手術要件を「違憲」と判断した最高裁大法廷決定にともなうものです。ですが、「性同一性障害特例法」の制定において、共産党も賛成した全会一致で可決しているのです。そうしたことを棚上げし、重要な判断などとすることは、自分らの責任をないものにすることであり、ご都合主義そのものでしかありません。これは共産党の談話でもあるのです。

 「性同一性障害特例法」を制定した当時は、国際的にも医学的疾患とされていました。しかし、その後の医学の進歩や国際的な人権規範の発展の中で、性自認のありようを病気とみなす「病理モデル」から、本人の性自認のあり方を重視し尊重する「人権モデル」への移行がすすんできました。今回の決定は、そうした流れに沿った当然の判断だと受けとめています。            
 全くお話になりません。「当時(特例法可決どき)、国際的にも医学的疾患とされていました」と言っています。だから特例法に賛成した自分らは当然だといっているに等しいのです。         
 さらに、「その後医学の進歩や国際的な人権規範の発展の中で、性自認のありようを病気とみなす「病理モデル」から、本人の性自認のあり方を重視し尊重する「人権モデル」に移行がすすんできた」としているのです。国際的にそうしたことに進んできたから正

しいとするものです。             
 国際的な流れがそうであれば、その全てが正しいと言っているのです。性自認のあり方を重視し尊重する「人権モデル」へと移行してきたとしていますが、このようなことが人権を尊重することなのか。   
 全くおかしなことです。生まれつき持った性は不変のものです。自認で男になったり、女になったりできるものでありません。    
 こんなことが人権として正しいなら、ひとりの人間が男になったり、女になったり、その時々によって都合よく変れることにもなります。これが人権ですか。          
 国際的な流れは明かに間違った方向に進んでいることです。間違った方向に進んでいるのに、それを正しいとの認識することこそ重大な誤りです。  
 世界の流れ、つまり多数がそうだから正しいのだと言うものにほかならないものです。    
 こんなことがまかり通れば、国会においても、多数による決定、可決などが全て正しいことになります。そうした多数に反論することがおかしいことになるのです。ですが、実際は正しくないことが多くあるのが現実です。    
 今回のこの問題が、世界の流れ、多数がそうだから、正しいと断じるならば、共産党は国会での多数での決定にも異論を述べず、そのための行動をせずに従うべきです。  
 今回の問題は、科学的社会主義を掲げる共産党のいい加減さと、「ご都合主義」でしかないことがより鮮明になったと言えるものです。

             

松原市三宅でザウルスちゃん撮影        

        

                  
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね

この欄はココちゃんの担当です

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