「自衛隊」利用し支持訴え

2023年10月16日  第830号

  発行人

大阪のうめ吉     

2023年   

10月16日   

第830号    
編集・ココちゃん

「自衛隊」利用し支持訴え 

    

     

 木原稔防衛相が15日、長崎県佐世保市で開かれた衆院長崎4区補欠選挙の自民党候補の集会で演説「しっかり応援していただくことが自衛隊ならびにそのご家族に対してのご苦労に報いることになる」と候補への支持を訴えました。明らかに自衛隊を政治利用したものであり極めて問題です。自衛隊法にも違反となるものです。

 防衛相は、応援演説で23〜27年度の5年間で防衛費を約43兆円に増やす政府方針、長崎県内でのカジノを中心とした統合型リゾート施設(IR)の整備計画に触れました。こうした中で、「野党は反対だ。そういう方に佐世保の代表にはなってほしくない」とも語ったものです。       
 防衛相は、応援演説の冒頭で「防衛相だから来たわけではない。閣僚にならなくてもこの地に駆け付けた」と語っています。自身の伯父が海上自衛官として佐世保で勤務していたと語り「佐世保は自衛官やその家族が誇りを持って過ごしている町」と語っています。        
 自衛隊の政治利用と多くの人が受け取ることです。対立候補に至ってはなおさらのことで、問題視されることになります。対立候補ならず、野党そのものが行政の中立性を逸脱したものとすることに疑問の余地などないものです。       
 防衛相は、この日深夜になって演説でのこの発言を撤回しています。です 

               

が、演説に参加した人全員が撤回したことを知るわけでありません。    
 こうしたことだけでなく、撤回して済まないこともあります。それがこの発言です。国会発言のように、議事録から抹消されるわけでありません。    
 何よりも、この発言は防衛相の本心・本音そのものだということです。   
 17年6月の東京都議選で稲田朋美防衛相が自民党候補を応援する集会で「防衛省・自衛隊、防衛相、自民党としてもお願いしたい」と呼びかけた前例があり、問題になりました。古くには自衛隊を自民党の所有のような発言もありました。   
 自衛隊=自民党、このような考えがあるから、ことあるごとについ本音が口に出てしまうのです。        
 もっとも、自衛隊は〝 自民党の部隊 〟と言っても過言ではありません。自衛隊隊員の末端は国防の担い手を志して入隊した人が多いでしょうが、上層部に至っては自民党そのものなのです。        

 自衛隊法は「政治的目的のために、政治的行為をしてはならない」と定めています。同様に国家公務員法も国家公務員の政治的行為を制限しています。  
 ですが、それは法律上であって、実際にはそうなっていないのが実情です。要するに、自衛隊は自民党の意思で動く組織なのです。  

決定的な事案が日航機123便の事件です。パンドラの箱に封じ込まれたままですが、これは明らかに自衛隊がおこしたものを自民党の首相の指示で引き起こされたものです。

       
 

                 

                

             

ココちゃん、今日も頑張っちゃうワン😀       

        

                  
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね

この欄はココちゃんの担当です

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