名古屋入管極まる人権侵害

2023年10月12日  第826号

大阪のうめ吉     

2023年   

10月12日   

第826号     
編集・ココちゃん

名古屋入管極まる人権侵害

    

   

 名古屋出入国在留管理局に収容されているパキスタンの男性に対しての人権侵害が明らかになりました。脳梗塞で3回も倒れているのに、点滴も受けさせず、支援団体が呼んだ救急車による搬送も拒否したものです。命に係わる度を超えた人権侵害です。過日起きたスリランカ女性の死亡の教訓や改善などは微塵も見られません。

 

 同入管で6日にパキスタンの男性が倒れた後、他の収容者が職員に救急車を呼ぶよう求めました。ですが救急車は呼ばれませんでした。         
 収容者から連絡を受けた支援者の女性が救急車を要請しました。救急車は入管に到着しましたが、入管当局から搬送を断られました。    
 支援者の女性らは10日午前にパキスタン男性と面会しました。胸と胃、頭に痛みがあり、血尿が出ていると言われています。入管収容前に脳梗塞の診断を受けており、入管内で倒れたのは今回が3回目です。      
 現在、この男性は隔離部屋におり、点滴治療を求めているにも関わらず受けられていません。  
 入管前に集まった約50人の支援者らは「ウィシュマさんの悲劇を繰り返すな」「入管は救急車を呼べ」「人権を守れ」などと書かれたプラカードを掲げての抗議です。  
 集会に来られなかった若者らが入

        

管に抗議するポスターを入管地方局や本庁にFAXするなどして行動しています。     
 名古屋入管のこのような姿勢は、国際人権規約にも反するものです。   
 国際人権規約は、世界人権宣言の内容を基礎としたものです。これを条約化したもので、人権に関わる諸条約の中で最も基本的、包括的なものになっています。     
 社会権規約と自由権規約は、1966年の第21回国連総会において採択され、翌76年に発効しています。日本は79年に批准しています。人間としての平等。生命に対する権利を保証した国際条約です。 
 国際条約で保証されているはずの人権が日本の入管には見られません。名古屋入管当局に限ったことでありません。スリランカの女性が入管で亡くなった時に指摘していますが、各地の入管で人権侵害の問題が起きていることです。                
 名古屋入管においてはスリランカの女性が死亡したことで未だに問題視され、決着がついていません。こうした最中に、このような命に関わる人権侵害が発覚したのです。       
 入管には菊池浩管理庁長官がいますが、最終的な所管庁は法務省であって、小泉龍司法務相に最終的な責任と権限があります。                     
 一向に改善されないのは、日本の法務行政がいかに人権を顧みないかということを物語っているものです。同時に、このような大臣は、任命する政権、岸田首相そのものの姿勢を反映していることなのです。

       
 

                 

                

             

東大阪市でザウルスちゃん撮影       

        

                  
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね

            

この欄はココちゃんの担当です

名古屋入管極まる人権侵害」への1件のフィードバック

  1. 日本の入国管理局での人権侵害が改善されないのは心配です。司法省と小泉龍大臣は、人権を尊重するためにより効果的な措置を講じるべきです。彼らの過去の行動、お弁当の件や郵便制度の支持など、疑念を投げかけます。パキスタン人のケースに公正な解決が期待されます。

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