退任で責任は免れぬ

2023年10月8日  第822号

大阪のうめ吉     

2023年   

10月8日   

第822号     
編集・ココちゃん

退任で責任は免れぬ

    

 細田博之衆院議長が体調不良として、議長を退任すると表明しました。ところが、国会議員は続け、次期衆院選にも立候補すると表明しています。議長は、統一協会との癒着の問題を抱えています。さらに、複数の女性記者に対するセクハラ疑惑が週刊誌によって報道されています。議長はこうした問題について必要な説明すら果たしていません。「国権の最高機関」としての立法府の長として「資格があるのか」と批判を浴びる渦中にあるのです。衆院議長の退任によってこれらの責任を免れることなどできません。

次期衆院選に立候補

 

   

 議長就任の21年までの7年間は、自民党の「清和政策研究会」の会長を担っています。故・安倍晋三元首相が会長を担っていた派閥です。この派閥は特に統一協会と強い関係を持っていました。   
 議長は19年に、統一協会の韓鶴子総裁が参加した関連団体の会合に参加しています。      
 参加しただけではありません。「今日の盛会、そして会議の内容を安倍総理にさっそく報告したい」などとスピーチまでしているのです。   
 協会関連団体の会合には8回も参加しており、これだけでも強い関りにあったことが証明されています。しかも選挙の際に統一協会がもつ票について議長が相談したとする証言まであることです。     
 議長は、統一協会とどんな関係にあったのか、国民にまともな説明をしていません。昨年、協会との関りについて、簡単な文書を2回公表しただけ。質

        

問でき、答えを得られる記者会見は一度も開いていないのです。一方的な簡単な文書の公表をもって済まされることでありません。   
 今年1月に、衆院議院運営委員会理事らが議長公邸で議長と面会しており、統一協会との関係をただしています。ですが、議長は「悪いことをしている団体という認識はなかった、さまざまな報道で驚いた」と、悪の団体である認識がなかったとしているのです。衆院議長たるものがこのようなことを知らないはずがありません。完全なスットボケであり責任逃れでしかありません。     
 安倍元首相と統一協会については「大昔から関係が深い」などとしており、安倍元首相と特に近い関係を持ってきた政治家だけにこの発言を、見過ごす、聞き流すわけにはできません。肝心な部分については言葉を濁しています。         
 統一協会との関わりについて自民党は昨年、所属する国会議員に統一協会との接点についての「自主点検」をが統一協会の「広告塔」になるという反省が全くないのです。              
 女性記者らへのセクハラが報じられた時、「事実無根」と否定しても、説明を求める国民世論に全く応えていないのです。           
 これは女性記者らの人権と尊厳にかかわる深刻な問題です。これに幕を引くなどできません。解決されるまで追及を続ける事案です。       
 

                 

                

             

ココちゃん、今日も頑張るワン😊 😊       

        

                  
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね

この欄はココちゃんの担当です

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