新基地承認へ国交相勧告

2023年9月24日  第808号

大阪のうめ吉     

2023年    

9月24日   

第808号     
編集・ココちゃん

新基地承認へ国交相勧告

   

   

 

          

 沖縄県宜野湾市の米軍普天間基地(普天間飛行場)の代替えとする名護市辺野古の新基地建設をめぐり、公明党所属の斉藤鉄夫国土交通相が、防衛省沖縄防衛局による埋め立て工事の設計変更申請を承認するよう、玉城デニー沖縄県知事に「勧告」しました。地方自治法は、知事が承認しない場合、国交相が代わって承認する代執行、これらの手続きを行えることを定めています。ですが、そのまま放置することにより「著しく公益を害する」ことが明らかな場合に限り認められているものです。代執行には前提があるのです。こうした地方自治法の前提を無視、あるいは不当解釈してのものです。

 

 この勧告は、知事に代わって国側、国交相が沖縄防衛局の設計変更申請を承認する「代執行」に向けた手続きの一つです。              
 国の設計変更申請は、新基地建設予定地北側にある大浦湾の埋め立て予定海域で見つかった軟弱地盤の改良工事を行うためのものです。これを知事は申請を不承認にしました。  
 知事が不承認としたことにはいくつもの理由があります。●政府が計画している地盤改良工事への安全性の懸念        
●絶滅危惧種に指定されているジュゴンをはじめ環境への影響が甚大であること●軟弱地盤の改良を含め、政府は、埋め立て工事に9年かかるとしているが、不確実であること、「普天間飛行場の危険性の早期除去」につながらない
 などをあげていま

      

す。            

 ところが、こうした理由での不承認に対し国側、沖縄防衛局は私人である国民の権利救済が目的であり、趣旨である行政不服審査法を乱用して国交相に審査請求。その国交相は知事の不承認を取り消す「裁決」と、知事に承認を求める「是正の指示」を出しています。           
 知事はこれらを違法として提訴しました。最高裁は知事の訴えを退ける不当判決を今月4日に言い渡したのです。国と裁判所が一体となって沖縄県民が示した民意を踏みにじっていることです。       
 今回の国側の勧告は、この最高裁の不当判決を受けたものです。27日を期限に設計変更申請を承認するように迫っているものです。           

 県民投票、知事選挙と、沖縄県民の意思は明確です。「辺野古新基地反対」が鮮明に示されているのです。        
 にもかかわらず、国側はこうした県民の民意を完全に無視し、新基地の建設ありきで事を押し進めているのです。地方自治法は国の法律です。この国の法律を公然と破壊しまくっているのです。国のやっていることは完全な無法国家のやることです。           
 もっとも、自民党政権の国は根本から無法国家です。核兵器禁止条約にしても、国の意に沿わないことから批准すらしていないのです。       
 条約は国際法の類。意に沿って守る、守らないとするものではありません。守らなければ早い話が犯罪者です。日本は犯罪者ということになり、なおもその状態を続けることは、完全な無法国家であることを意味しています。

                

             

でも、ここ、水遊びできない水なんだワン 😫 😫   

  
鶴見緑地でザウルスちゃん撮影      

                  
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね              

              

この欄はココちゃんの担当です

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