玉城知事国連演説に難癖

2023年9月20日  第804号

大阪のうめ吉     

2023年    

9月20日   

第804号     
編集・ココちゃん

玉城知事国連演説に難癖  

   

          

 玉城デニー沖縄県知事が18日、スイス・ジュネーブでの国連人権理事会で、米軍基地が「集中し、平和が脅かされている」と訴える演説をおこないました。これに対し、日本政府代表は「辺野古への移設を着実に進めることが、普天間飛行場の完全返還を可能な限り速やかに実現し、地域住民の危険性の除去につながる唯一の解決策だ」と国民を欺く演説をおこないました。こうしたことに、産経新聞は「米軍基地は日米同盟の抑止力を形成する重要要素である中、知事がその配置に国際機関の場で異論を唱えるのは、日本国民の安全という国益を損ない、中国など外国勢力の不当介入を招く恐れがある」と、相変わらず自民党政府と一体となった報道姿勢です。

 

 政府が、なんとかの一つ覚えのように「普天間飛行場の完全返還を可能な限り速やかに実現し、地域住民の危険性の除去につながる唯一の解決策だ」などというのは完全な国民欺きです。そもそも、なんのために普天間を国際法に反して不法占拠している普天間飛行場(普天間基地)に代わる新基地を造ってまで提供しなければならないのかということです。   
 だいたい。新基地の完成など、いつになるのか、明確な見通しもありません。新基地を作るための造成工事を強行していますが、海域には軟弱地盤が広範囲に広がっており、完全な地盤改良をおこなう技術がありません。国は軟弱地盤を完全に改良しないまま工事を続けるつもりですが、いつの日か、飛行場らしい形

        

                           

が出来上がっても滑走路の地盤沈下は避けられません。こんな滑走路の基地に航空機が離着陸できるはずがありません。それこそ事故を起こすのがオチです。                   
 結局はまともに使えない滑走路の基地を造っているのです。一応の形ができて、米軍機の離着陸が始まり、地盤沈下で使用不能となった時。さあどうするのでしょうか。補強工事の間、那覇空港を代替えとして使うのでしょうか。いや、必ずそうなるでしょう。とんでもないことです。   
 これでは危険の除去どころか、危険の拡散でしかありません。政府が強行する新基地建設には、一片の正当性もありません。       
 政府は、第二次大戦での敗戦国に国際条約が適用されない国連憲章があることを十分に知っているはず。    
 だからこそ、普天間の無条件即時返還にならないとの認識で新基地を造っているのです。    
 ですが、日本がやるべきこと、すべきことは新基地を造って米軍に提供することではありません。日本はれっきとした国連の一員国家であり独立国です。ならば、真っ先にすべきことは、国連憲章から日本を「敵国」とする「敵国条項」を削除させる取り組みをすることです。     
 こうして「敵国条項」を削除させ、国際条約であるハーグ陸戦条約の適用によって普天間基地を無条件返還させ、新基地建設の中止です。       
 玉城知事が国連演説で「日本政府は私たちの貴重な海域を埋め立て、新基地建設を強行している」と非難したのは、国際世論に訴えることであり当然のことです。産経が報じる「米軍基地は日米同盟の抑止力を形成する重要要素、国際機関の場で異論を唱えるのは、日本国民の安全と国益を損なう」などはまさに難癖そのものです。

  

                

             

ココちゃん、迷うワン どれにしようかな 😄 😄      

                  
           

みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね           
 

            

この欄はココちゃんの担当です

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