「早く辞めてほしい」51%

2023年9月18日  第802号

大阪のうめ吉     

2023年    

9月18日   

第802号     
編集・ココちゃん

「早く辞めてほしい」51%

   

       

 岸田文雄首相は内閣改造をおこないました。ですが、国民は改造を評価せず「早くやめてほしい」が51%。9月の毎日新聞の世論調査の結果です。内閣改造を行えば、普通に評価が上向きになりますが、その傾向が全くみられません。岸田文雄首相は完全に国民に見放されてしまっています。

      

 同世論調査は、岸田政権の内閣改造がおこなわれた後の16、17日に、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)機能を使う方式と、固定電話で自動音声の質問に答えてもらう方式を組み合わせる方式で実施されました。   
 「早く辞めてほしい」に対して「できるだけ長く続けてほしい」と答えた人は僅か12%です。「来年9月の自民党総裁選任期まで」にしても25%しかなく、国民・有権者の岸田離れが鮮明になっています。  
 内閣改造直後の期待感や「ご祝儀相場」的なものも全くありません。いかに岸田首相が嫌われているかです。    
 うなずける結果です。マイナンバーカードを巡るトラブルが相次いでいるにも関わらず、決定的な対応策が見られないばかりか、健康保険証とマイナカードの一体化に固執するようなことが、国民が反発していることです。            
 なによりも岸田政権が目指すものは大軍拡と改憲推進であり、多くの国民が望まないことに大きく傾いていることです。しかも、今回の内閣改造で明確に示されているように米国、財界言いなり政治を加速する布陣で

                           

あることです。    

 過去最多の5人の女性起用と11人を初入閣させたことで、政権のリニューアル感、刷新感を打ち出したつもりなのでしょうが、単なる演出でしかありません。それを国民はしっかりと見抜いたのが今回の世論調査の結果です。             
 政権浮揚を狙ったのでしょうが、官房長官、総務相と政権の骨格はしっかりと維持しています。政権は統一協会に対する解散命令を東京地方裁判所に請求するかどうかを近く判断する見通しです。こうしたことから「解散命令の請求に賛成ですか」の質問に同世論調査での回答は86%の人が賛成しています。     

 ところが、統一協会の関係でも、宗教法人を所管する文科相に、協会の会合であいさつしていた盛山正仁氏の起用など接点のあった議員も新入閣しました。岸田首相には、反省することも、過去のことを教訓とする姿勢が全くみられません。  こうしたことは、今回の閣僚人事を見ても明かです。    
 しかし「早く辞めてもらいたい」と多くの国民が望んでいても、現在の野党第1党である立憲民主党に、まともな政権担当能力などありません。なによりも、国民・有権者が支持していないことです。
 かつての民主党に裏切られた恨みが根強く今も残っていることです。こうしたこともあって、立憲を支持すると回答した人は僅か11%です。自民党26%の半分以下です。とても政権を取れる数字ではありません。
 それどころか、支持率が日本維新の会と完全に逆転してしまっていることです。お先真っ暗です。岸田政権が終わっても、また自民党政権が続くことになるのです。

  
 

    
        

                

             

大阪市西区、土佐稲荷神社、ザウルスちゃん撮影       

                  
           

みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね             

            

この欄はココちゃんの担当です

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