大阪万博は中止にすべき

2023年9月12日  第796号

大阪のうめ吉     

2023年    

9月12日   

第796号     
編集・ココちゃん

大阪万博は中止にすべき

   

  

25年大阪万国博覧会の海外パビリオンの建設が全く進んでいません。形式も契約も決まっていないためです。日本国際博覧会協会(万博協会)が、工期短縮の手段で参加国に提案した「タイプX」への手応えも全くなしです。そもそも国民そのものが大阪万博に関心がありません。世論調査では7割が「関心ない」としています。開幕まで567日と迫っています。この先契約が決まったとしても短期間に工事が集中すれば交通マヒを引き起こすことになります。会場となる夢洲への資材運搬に要する交通路がトンネルと橋の二つだけしかないためです。国民の関心もない大阪万博は中止にすべきです。

      

 国民の関心もない大阪万博、府民や国民の税金を投入して開催することにどんな意義があるのか。7500円もの入場料金を設定したのも、それだけにしなければ採算が取れないからではないのか。7500円もの入場料では「行こうかな」と思っている人でも思いとどまる可能性があります。 
 主催する側は1兆円の経済効果を見込み、入場者2820万人としていますが、こんなことでは全くあてになりません。絵に描いた餅でしかありません。    
 そもそも、70年開催の大阪万博の入場者が6400万人なのに、今度は2820万人と、半分以下の見込みで開催すること自体が矛盾しています。しかも、国民の関心の薄さからすれば2820万人の見込みも疑問で

しかありません。    
 25年大阪万博の開催はこのような状況からしても、カジノを呼び込むために利用されていることが明かです。カジノを呼び込む手段として大阪維新の会・日本維新の会が利用しているのです。       
 そんなカジノのために利用されている万博、パビリオン建設着手が遅れに遅れています。この先、決まれば突貫

工事も視野にあり、これに伴って建設労働者の時間外労働も考えられています。とんでもないことです。       
 建設現場に従事する人の時間外労働は24年から上限45時間に規制されます。突貫工事での残業など認められません。災害復旧など特別な場合に月平均80時間超えの残業が認められるだけです。   
 にもかかわらず、万博協会はこの規制の適用除外を要請しています。とんでもないことです。たかが、万博というイベントのために、法規制の適用除外を要請するなど言語道断と言えます。まして、今万博では「いのち輝く未来社会のデザイン」を、テーマに「多様で心身とも健康な生き方」を強調しているのです。その万博で労働者の身体を無視した要請など許されるはずがありません。    
 そうしなければ開幕までに間に合わないというのであれば、キッパリと大阪万博は中止とする決断を下すべきです。

    
        

                

ココちゃん、今日も頑張るワン 😋      

                  
           

みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね

             

この欄はココちゃんの担当です

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