民間委託のツケが回ってきた

2023年9月11日  第795号

大阪のうめ吉     

2023年    

9月11日   

第795号     
編集・ココちゃん

民間委託のツケが回ってきた

  

 全国で約150の学校や寮、官公庁などの給食・食堂運営を手掛ける株式会社ホーユーが経営悪化に伴い一部施設で事業を停止し、給食・食事の提供を受けられない事態になっています。目先の安さだけを考え、現場での調理をなくし、民間任せ・委託にしたことのツケがまわってきたことになり、現場では大変なことになっています。

      

 94年に創業したホーユーは、北は北海道から南は沖縄まで、保育園、学校、寮、官公庁、病院、自衛隊駐屯地まで広範囲な種類の施設で給食・食堂事業を運営してきました。そのホーユーが債務超過に陥りし、すでに自己破産申請の準備を進めています。          
 ホーユーは、ベトナム人女性の技能実習生を最低賃金以下でしかない3カ月で約3万円、月給換算1万円ほどで働かせていました。こうしたことから、実習生から待遇改善を求められて解雇していたこともわかっています。                  
 ホーユーと実習生の受け入れ窓口になっている監理団体は連名で、この実習生が行方不明になったとする虚偽の書類を作成し、監理団体がベトナムの送り出し機関から違約金を受け取っていました。             
 ホーユーは、さらに従業員への賃金未払いだけでなく、納入業者への代金未払い、給食・食堂運営業務を受託する施設との連絡を遮断し、適正金額を大幅に下回る格安で受注していたことも判明しています。こうした企業体質が問題視されていました。     
 ホーユーは、メディアのの取材に、原

材料や電気代、人件費の高騰を理由に施設や自治体に値上げを求めたが受け入れてもらえず、経営が行き詰まったと語っています。   
 給食・食堂運営の世界では施設側においても「安くて当たり前」という意識があります。複数年に渡っての契約期間中は、いくら原材料費の上昇などがあっても値上げを認められない実情です。     
 多くの給食事業者が苦しい経営を強いられているのは事実です。とは言え、今回のホーユーの場合、施設側にいきなり「明日から給食を提供できない」と伝えたり、突然食堂を閉鎖し連絡を遮断するケースが多く見られます。リニューアルオープンと言って数カ月間も閉鎖したままの施設もあるということです。こうなればかなかり悪質であり、まともな企業とはいえません。   
 ホーユーには明らかに経営そのものに問題があります。明らかに採算が取れないとわかっていて安価で受注を広げており、経営そのものがおかしい面が大きくあります。              
 学校関係者や保護者からは、不安や怒りの声が上がっています。突然の事態に子どもたちだけでなく、保護者、教職員は、戸惑いや先の見通しが立たないことによる大きな不安を抱いています。        
 現在は、給食の代わりに弁当が提供されています。11日から中学校給食として提供されている弁当が配られる予定ですが、多くの不安が指摘されています。ふりかけの付いたご飯を食べることができない子ども、大きな食材をのみ込むことが困難な子どもたちも多数いるのです。                
 このような事態を招いたのは、目先だけを見て給食を委託にしたことです。かつての現場調理で提供すべきです。官庁などはともかく、学校など、教育現場は絶対にそうすべきです。

    
        

                

ココちゃん、今日も頑張るワン 😋      

                  
           

みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね              

             

この欄はココちゃんの担当です

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