海洋放出はロンドン条約違反

2023年9月10日  第794号

大阪のうめ吉     

2023年    

9月10日   

第794号     
編集・ココちゃん

海洋放出はロンドン条約違反

  

 8月24日に開始された、処理水とされる原発汚染水の海洋放出、その第一回目が明日11日に終了します。処理水とされていますが、厳密にはDNAを傷つける炭素14などが微量とは言え残っているのが事実です。原発事故時、枝野幸男官房長官が「ただちに健康に影響を及ぼすものではない」と言っていたように、ただちに影響はないでしょう。問題はこの先10年、20年と放出を続けて行く中で、長年に渡って海洋生物が放射性物質を蓄積していくことにあります。そもそも、放射性物質の海洋投棄は、1996のロンドン条約で禁じられています。漁民との約束を破った違法行為に加え、国際条約にも違反する海洋放出なのです。

      

 目に見えない物質でも、空は気流に、海は海流に乗って広がります。放射性物質を玉城含んだ原発汚染水は、海流によって移動します。      
 環境省が実施した海洋調査は、放水口の付近、遠いところでは約40キロメートルの地点など、福島県沖と合わせて11地点。    
 分析結果は、トリチウム濃度は11地点すべてが今回検出できる下限値としていた1リットル当たり10ベクレルを下回ったと発表しています。 ですが、これは原発事故直後の、当時の枝野官房長官の「ただちに」と同じ意味あいをもっています。              
 20年、30年後にどうなっているかということです。放出された汚染水は間違いなく海洋生物が取り込ます。そうしたことが何十年も繰り返された時の結果が心配なのです。    
 後に公害病として認定された水俣病があります。これは、窒素肥料を生産している日本チッソ肥料に

よる廃液の垂れ流しが原因です。    
 廃液中の有機水銀が海水に溶け込み、それを魚介類が取り込、そうした海産物を食べた人たちが発症した病気、公害病です。    
 この有機水銀は、今問題になっている放射性物質のトリチウムのように自然界にごく当たり前に存在するものです。この自然界に存在するものは、取り込んでも排出されます。適正に排出される量であれば問題ないわけです。                       
 ところが、海洋放出されている原発汚染水、現時点では国内の基準を大きく下回っているとしても、これが、この先30年以上も続くことです。これが問題なのです。現時点での調査など安全として正当化できるものではないことです。海に生息する生物には、魚介類の食物連鎖があります。       
 これです。これが一番厄介なことなのです。現時点では、水俣の水銀と異なりギリギリまでに処理されているので、垂れ流しの窒素とは異なります。ですが、原発汚染水は、処理されているとしても、30年以上流し続けるのです。これまでに経験したことのない未知の分野。30年後など全くわからないのです。     
 西村明宏環境相は「分析の結果、11カ所すべてでトリチウム濃度が検出下限値未満であり、人や環境への影響がないことを確認した」としていますが、あくまでもこれは現時点でのことなのです。     
 国と東電は、漁民との「関係者の理解なしにいかなる放出もしない」とした約束、国際法ロンドン条約に沿って、今からでも原発汚染水の海洋放出を中止することです。

    
        

                

          
ココちゃんたち、また大阪城に行ってきたワン 😋     
中央区 ザウルスちゃん撮影        
           

みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね             

この欄はココちゃんの担当です

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