無法国家の側に立つ産経新聞

2023年9月4日  第788号

大阪のうめ吉     

2023年    

9月4日   

第788号     
編集・ココちゃん

無法国家の側に立つ産経新聞

 岐路に立つ辺野古移設  反対派「切り札」不発か 最高裁判断へ――こうした見出しを建てた産経新聞の記事が「従わなければ法治国家のルールを無視したとして猛烈な批判を浴びることになる」としています。これは産経の悪質な意図的な報道の仕方です。県は法に沿って、地方自治法に沿ってこれまで提訴などをしてきました。ところが、国は地方自治権を踏みにじり、県条例を踏みにじり、民が行政を訴える行政不服審査法などを悪用して工事を強行しています。法治国家のルールを破っているのは紛れもなく国家そのものです。産経はこうしたことを無視し、県を悪者扱いにして正当化しているものです。     

 沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設で、国が申請した設計変更を県が不承認とした処分の妥当性などが争われている訴訟の最高裁判決が今日9月4日に言い渡されます。             
 産経は「県の敗訴が確定する見通し」としています。この種の裁判で最高裁は絶対に認めないことは最高裁の出来上がった規定のルールです。最高栽きちんと審議して判決を下すわけではないのです。法にはない裏のルールが決められているからです。産経は、こうしたことを踏まえて「県の敗訴が確定する見通し」としているのです。                  
 日本の司法は、先の戦争での敗戦とほぼ時期を同じくしてこのような裏のルールが決められている

からです。要するに日本は、国民に対しては法治国家ですが、国家は法治国家どころか無法国家であり、国家の意に沿わないものは絶対に認めないというものになっていることです。             
 産経は「不承認処分は移設工事反対の『最大の切り札』」とも断じています。その上で「それを失う(最大の切り札)玉城知事」ともしているのです。       
 国は県の不承認処分を取り消し、承認を求める是正指示を出しました。県は従わず、国の関与を違法として提訴したのが、今回の裁判です。こうした県の対応に、産経は「県が裁量権乱用」としているのです。  
 とんでもない言いがかりです。県の対応は正当なものであり、裁量権の乱用などではありません。それどころか、法の悪用を乱用しているのが国なのです。行政どうしで、行政不服審査法を乱用して裁定しあっていることです。                     
 産経は「不承認処分の理由はいずれも裁量権の範囲を逸脱、乱用した違法があり、(国による)是正の指示の理由は正当」としているのです。完全に国側に立った不公正な報道でしかありません。                    
 だいたい、今日の最高裁判決は、高裁判決の変更に必要な弁論が開かれないままで判決が言い渡されるという極めておかしな、不当なものです。産経はこのようなことまでも認めているのです。これでは、完全に司法が死んでいることになります。産経はその認識すら持ち合わせていないようです。 

 豊かな沖縄の自然、美ら海を破壊してまで戦争の為でしかない新基地を造る必要がどこにあるのか。不法に占拠を続けている普天間基地(飛行場)の代替えなど全く不必要なものです。解決を阻んでいる国連憲章の「敵国条項」削除に取り組むべきです。

                

ココちゃん、今日も頑張るワン 😃 😃        
           

みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね             

この欄はココちゃんの担当です

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