民を危険に晒す基地強靭化

2023年9月3日  第787号

大阪のうめ吉     

2023年    

9月3日   

第787号     
編集・ココちゃん

民を危険に晒す基地強靭化

   

 防衛省の24年度軍事予算の概算要求7兆7385億円の中に、司令部の地下化、自衛隊基地の強靱化に計8043億円が計上されています。うち長射程ミサイルなどの弾薬庫整備に221億円が充てられます。安保3文書の改訂に沿ったものであり、基地強靭化では、大阪府八尾市にある八尾駐屯地。ここは駐屯地のすぐ隣がこども園です。自衛隊が米軍と一体なり、台湾有事などで軍事行動に出れば、報復攻撃で基地が標的にされ、間違いなくこども園は甚大な被害を受けることになります。     

    

 自衛隊駐屯地を強靭化するというのは、頭っから自衛隊を守るということです。一般民家や公共の建造物はそのままです。    
 駐屯地・基地が強靭化されれば、報復攻撃をする国が従来の兵器にとどめるはずがなく、強靭化に見合った破壊力のあるミサイルなどを打ち込むことになります。そうなれば、当然ながら周囲の民間も大きな被害を受けることになります。
 このようなことが想定されるのは、さしあたり台湾有事であるはず。この台湾有事、米国や日本が「一つの中国」を認めている以上中国の内政問題です。それに、米国がいきなり軍事力を行使し、日本も一体となって軍事行動を取るなどまともではありません。台湾と中国であっても、国連安全保障理事会が国連軍を派遣することを決め、国連軍としての軍 

ことは明かです。          

 自衛隊駐屯地や基地の強靭化は、国民を守る備えになど全くならないばかりか、逆に国民の人的・物的被害を拡大させるだけです。こんな戦火を招き、拡大するようなことを岸田政権がやっているのです。日本を守るため、国民の命と財産を守るためではなく、世界の警察官気取りの米国の「世界戦略」に追随するのが岸田大軍拡なのです。

                

ココちゃん、今日も頑張るワン 😃 😃        
           

みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね             

                  

この欄はココちゃんの担当です

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