万博不評「なんとかなんねん」

2023年8月31日  第784号

大阪のうめ吉     

2023年    

8月31日   

第784号     

編集・ココちゃん

万博不評「なんとかなんねん」  

 大阪万博の開催まで、600日を切っています。こうした中にあって、8月の毎日新聞が実施した世論調査では、万博への関心について63%が「関心ない」としており、「関心がある」は僅か22%です。不評そのものの大阪万博です。万博を押し進めてきたのは維新(大阪維新・日本維新の会)です。ですが、万博に出展を表明している国が153カ国あるのに、肝心なパビリオンの建設の申請が出ているのは28日現在3カ国だけです。申請が遅れている背景にあるのは建築資材の高騰です。このため、博覧会協会や政府が、施工できる建設会社の紹介、一部工事の発注代行などの支援に乗り出していますが効果が出ていません。このような状況なのに、維新の馬場信幸代表は「なんとかなんねん」と、全く問題を受け止めていません。そればかりか「みんなで盛り上げるしかない」と不評なのを他者に擦りつけ、あげく「契約金額の変更は当たり前」と言う有様です。     

 23日、国会内で行われた大阪万博国会議員連盟の役員会で、会長の二階俊博自民党元幹事長が「全国的な関心度がまだ低いと言わざるを得ない状況」と問題点を挙げています。     
 万博を押し進めてきた維新の馬場代表は「みんなで盛り上げていこうという話。それしかない。70年の万博

も、始まった直後はまだみな工事していた。国民性として、日本人みたいにみなキチッとしているわけではない。なんとかなんねん」と呆れた発言をしています。      
 さらに「民間の工事も、全然最初の契約金と変わったり、他の合計金額もそう。確実に高騰しているし、しかも工期も長い。途中で契約金額変更になるのは当たり前」などと、このような状況のもとで押し進めることになんの反省も検討も見られません。      
 そもそも、大阪万博は、その狙いがカジノの誘致にあるのです。カジノを中核とするIR「統合型リゾート」が前提になっていることが極めて問題なのです。このために、維新の大阪市・府が一体となって進めているのです。   
 カジノは間違いなくギャンブル依存症問題を引き起こします。会場を人工島である夢洲(ゆめしま)にしたことで、土壌汚染や液状化・地盤沈下対策やアクセス整備などで、府・市民の税金という公費での負担が大きな問題になっています。    
 それだけではありません。大阪市は、年間約25億円で夢洲の49万平方mの土地をカジノ事業者に貸し出す計画。この賃料が問題なのです。    
 不動産鑑定で3業者が完全一致した評価額。通常有り得ないことで、明らかに談合によるものです。この土地、まともな鑑定士は年40億円が妥当としています。年25億円は破格の賃料になり、毎年15億円もの損失が生じ、府・市の財産に大穴を開けることなのです。       
 
こんなことを当たり前のようにやっているのが維新政治なのです。このような不都合なことを隠し、有権者を欺いて支持を伸ばしているのが日本維新なのです。

                

                

ココちゃん、今日も頑張るワン 😃 😃        
           

 みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね              

この欄はココちゃんの担当です

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