国連理念破壊の米軍

2023年8月22日  第775号

大阪のうめ吉     

2023年    

8月22日   

第775号     

編集・ココちゃん

国連理念破壊の米軍

 

 21年に発効した核兵器禁止条約、193の国連加盟国のうち92カ国が署名し、68カ国が批准するも、肝心な核保有国や核の傘に固執する日本などが拒み続けています。核兵器の保有、使用、使用の威嚇を違法とした国際法にも関わらずこの姿勢なのです。法を無視するなど無法国家そのものです。最大の無法国家は米国です。弱者叩きに走って世界の警察官気取り、そんな姿勢が北朝鮮に核を持たせてしまったのです。      

        

 北朝鮮に核を持たせたのは紛れもなく米国そのものです。米国はイラクに「大量破壊兵器保有」の容疑をかけ、国連決議もないままイラクに軍事介入しました。要するに戦争に突き進んだのです。  
 ですが、そのイラクから大量破壊兵器など見つかりませんでした。そればかりか、当時のブッシュ米大統領は、「第二の日本にする」と表明していたことです。           
 「第二の日本にする」とはどういうことかと言えば、それは、現在の日本のようにがんじがらめに縛り付け、米軍が駐留し、イラク国内を自由自在活動することなのです。    
 イラクの場合、日本とは異なり、侵略戦争をやったわけでもなく、国際法上ではなんの罪も冒していないことです。                  
 しかも、米軍はイラクを占領し、銃を突き付けて民主主義を強要し、永久に駐留を続けるという企てでした。

 

 

 そればかりか、米軍の駐留に関わる経費はイラクに負担させるというものでした。ですが、これはブッシュにとっては大きな誤算でした。             
 イラク人の抵抗が激しかったことです。このため、ブッシュは企てを断念せざるを得なくなったことです。     
 イラクの占領開始から8年後、米軍は撤収せざるを得なくなったのです。この結果、米軍はイラクに、劣化ウラン弾によって病気になった数多くの子どもたちを残しました。            
 これはもう、米国・米軍がやった完全な犯罪行為です。世界の警察官を気取り、やっていることに、国連の理念など欠片すらみられません。これが米のやっていることなのです。            
 核兵器禁止条約が効力を発揮出来ない最大の「癌」は米そのものなのです。世界で最初に核を使った米が、その核の被害に遇った日本を核の傘で包み込み、核禁止条約の広がりを妨げているのです。     
 情けないのは日本です。世界で最初の核の被爆地となった広島で5月に行われたG7サミットで、あろうことか「核抑止論」を宣言したのです。    
 米は、日本を徹底的に縛り付け、米軍が自由自在に活動しています。相手の弱みにつけ込むような卑劣な米の姿勢です。しかも、米のやっていることは弱い者叩きにすぎないのです。強い者、つまり核を手にした者には手を出さないことです。   
 北朝鮮は、イラクが核を持たないから潰されたと、それを教訓としたことです。その結果が、北に核を持たせることになってしまったのです。ミサイル発射を頻繁に繰り返すのも精度を高め、自国を米の攻撃から守るために行き着いた手段なのです。

                

ココちゃん、今日も頑張っちゃうワン 😋 😋    
           

みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね

この欄はココちゃんの担当です

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