軍事力、本音出た「使うため」

2023年8月9日  第763号  

発行人
大阪のうめ吉

2023年    

8月9日   

第763号    

編集・ココちゃん   

軍事力、本音出た「使うため」

       

 麻生太郎元首相が、訪問先の中華民国(台湾)で講演、台湾有事で「お金をかけて防衛力を持っているだけではだめ、いざとなったら台湾防衛のために(防衛力を)使う」と述べました。「日本、台湾、米国をはじめとした有志国は強い抑止力を機能させる覚悟が求められている。戦う覚悟だ」と強調したものです。政府・自民党は軍事力を、核同様に抑止力を強調していましたが、「使うため」であることが明確になりました。政府が強行する大軍拡は「戦争する国」であることの実証です。      

「戦う覚悟だ」強調

   

        

 8日に中華民国台北で開いた国際フォーラムでのこと。講演には同国の蔡英文総統も出席しています。    
 元首相は、現在の台湾情勢で「平時から非常時に変わりつつある。我々にとっていま最も大事なことは、台湾海峡を含むこの地域で戦争を起こさせないことだ」と指摘しました。「今ほど日本、台湾、米国を始めとした有志国に強い抑止力を機能させる覚悟が求められる時代はない。戦う覚悟です」と述べました。
 元首相の発言は極めて挑発的なものです。今必要なのは挑発することではありません。     
 元首相の発言は、日本から戦争になる事態を招くものでしかありません。必要なのは絶対に戦争をおこさないようにする覚悟なのです。元首相の発言は根本から好戦的でしかありません。        
 元首相が「戦う覚

     

悟だ」と言うなら、自らが中国に行って戦ってきなさい。それが覚悟というものではないのか。元首相のとんでもない「覚悟」で、日本国民が戦火に晒されるなどとんでもありません。    
 特に若い世代は、未来を考えて生きています。小学1年の小さな子までが、戦争のない国、「戦争」という言葉すらないような世界を考えている子がいるのです。こうした子までもが、戦火の中を逃げ惑うような事態を絶対に引き起こしてはならないのです。     
 自分は絶対に戦争の最前線には立たない政権与党の人間がこんな無責任・身勝手なことを言うなど許されることでありません。  
 元首相は、「防衛力は持っているだけではだめ。使う明確な意思を相手に伝える、それが抑止力」ともいっていますが、問題をはき違えています。     
 抑止力などと言えば聞こえが良いですが、なんのことはなく、相手国に恐怖を与えるものでしかありません。こうしたことから、軍事には軍事という悪循環を招くことにしかならず、決して平和に繋がることでありません。    
 しかも、日本が台湾防衛に軍事力を使う覚悟だというのです。これはもう明らかな専守防衛の範囲を逸脱したものでしかありません。日本が攻撃されているわけでもないのに、軍事力を行使するということです。       
 だいたい、中華民国を独立国と認めず「ひとつの中国」としてきたのは米国、日本ではないのか。ならば、台湾問題は中国の内政問題ではないのか。批判するのは当然ですが、軍事力を行使するなどというのは内政問題に公然と軍事介入することでしかありません。こうしたことを日米政府が考えるべきです。

                          

                       

でも、ポンプ不具合で稼働停止中だって 😔 😔   

ザウルスちゃん撮影      

         
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね             

                              

この欄はココちゃんの担当です

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