
2023年6月4日 第697号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2023年
6月4
第697
編集・ココちゃん
どこが「こども未来戦略」か
次々、看板掲げるだけの岸田政権
児童手当の拡充だけ
それでも財源示せず
岸田政権が1日に発表した「こども未来戦略方針」、完全な看板を掲げるだけの見せかけになっています。発表した内容に特筆すべきものがなく、児童手当の拡充と所得制限の廃止だけです。しかも、その財源の裏付けがされていません。これのどこが「こども未来戦略」なのか。大企業や、富裕層に切り込まずして財源ができるはずがありません。躍起になっている大軍拡をぼかすものでしかなく、看板だけで国民を欺くものです
大企業、富裕層への負担に切り込め
岸田文雄首相
一般新聞の報道では、財源について、新たに特別会計として「こども金庫」をつくるとしています。28年度までに徹底的歳出改革。公費節減などで捻出し、国民に実質的な追加負担を求めない。消費税、子育て関連予算充実で、財源確保を目的とした増税は行わないとしています。企業を含めて広く負担する「支援金制度」を構築するなどとしています。
こうした政府発表のみを、右から左に垂れ流す報道になっています。実際、これが始まった時に、このようになるのか、できるのかという観点に立った報道になっていないことです現に、税収確保のために、高校生がいる世帯の所得控除を見直すというような、子育てに逆行するような案が計画遡上にのっていることです。このようなことが一般紙では報道されていないのです。
企業を含め広く負担する「支援金制度」を構築するなどと戦略に掲げていますが、大企業、富裕層に負担を求めるとは一言も記されていないので
借金背負わせるのが戦略か
す。これでは、「企業を含め広く負担する」が、中小企業と多くの一般国民にのみのしかかってくることになりかねないものです。このような政府のやり方は、これまでにもおこなわれてきたことであり、信用できるものでありません。
戦略方針で詳細は年末に結論を出すとしています。年末と言えばまだ半年もあります。年末のドサクサにまぎれて、決定しようとする腹のようです。どこか、安全保障と称した3文書改訂を思わせるものです。
28年度までに安定財源を確保し、つなぎに「こども特例公債」を発行。特別会計など必要な制度改正への法案を24年の通常国会に提出するとしているのです。
「こども特例公債」を発行するなどとしていますが、これとて赤字国債の増発と同じです。公債を発行して、その返済を誰がするのでしょうか。こども未来戦略の適用を受けた子たちが、将来そのツケを返済することになるということに疑問の余地などありません。子どもに借金を背負わせるようなことです。こんなことに子どもが未来を感じられますか。感じられるはずがありません。
奨学金を拡大し、修士課程の大学院生に「授業料後払い制度」を導入し教育国債で資金調達するとしています。これは要するに「出世払い」でしかないのです。奨学金を借りれば、その総額は1000万円近くになります。出世払いと言われても、簡単に返済できる額ではありません。卒業後、その借金が延々とのしかかってくるのです。
これがこども未来戦略というのですから、唖然とするものです。政権の戦略はこんなものでしかないのです。
道しるべ 岸田政権が「こども未来戦略」で特別会計「こども金庫」をつくるとしました。28年度までに徹底的歳出改革で財源を生み出すことを財源のひとつにあげています★国民に実質的な追加負担を求めることなく進めるとしていますが、誰がそのようなことを信じるでしょうか。公邸忘年会ではバレて逃げ切れなくなるまで嘘を平気で言う首相です★国民に負担を強いることなくなどと言っても、名目を変え負担を強いる方法はいくらでもあります。真に負担を強いることをしないというなら、大軍拡をやめること。それが唯一絶対的なことです。
ココちゃんで~す
ひえ~、これ、虫を食べる植物なんだワン 😲 😲
ウツボカズラって札が付いているワン 😲
大阪市鶴見区 咲くやこの花館 でザウルスちゃん撮影
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です