
2023年5月20日 第682号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2023年
5月20日
第682号
編集・ココちゃん
見せかけのG7サミット
広島で開く意味がない
核廃絶なき、見学会だ
米、原爆投下の謝罪すらなく
G7首脳会議(広島サミット)が始まりました。しかし、広島で開かれたのにもかかわらず、原爆を投下した米国からは謝罪の言葉もありません。各首脳らは約40分間にわたって広島平和記念資料館(原爆資料館)を訪れたのですが、核廃絶の言葉もありません。これでは単なる見学会にすぎないものです。これでは、何のために広島で開催したのか、その意義が全くありません。そればかりか、広島サミットは「軍拡連携」への会議の場になっていることです。
軍拡連携への会議
写真・上から 岸田文雄首相、ジョー・バイデン大統領、エマニュエル・マクロン大統領=Wikipedia
今回のG7広島サミット、問われるのは、原爆投下に至った歴史の教訓、これを現在の世界にどう生かすかです。核による恫喝が見られます。各保有大国がこのようなことを平然とやっているのです。被爆国の日本だけでなく、歴史の教訓を現在の世界にどう生かしていくのかにあります。被爆地である広島の証言を耳にし、これを原点とし、紛争を平和的に解決することにあります。核戦争への道は絶対に閉ざさなければなりません。凄惨な戦争を、核兵器でもって繰り返すことなどは絶対に避けるべき問題です。
ロシアプーチンによるウクライナ軍事侵略で度々核の使用をチラつかせることがあります。脅しであっても、核を保有することそのものが間違いなのです。広島・長崎の原爆投下、これを世界は教訓としなければならな
参加国は広島を教訓に
いのです。核は単なる大量破壊兵器ではありません。核の使用で放射能を浴びれば、死なないまでも、二世にまでその影響を及ぼす兵器なのです。
今回のサミットが、単に岸田首相の出身地であることから行われたことになってはなりません。何よりも、広島は被爆地であること、これを念頭において核廃絶を目指す会議にすべきなのです。
しかし、核廃絶を会議に提起する、その空気さえみられないのです。核廃絶どころか、軍拡のための連携を強化・確認するものになっていることです。軍拡が進めば、行き着く先は核兵器です。このようなことは絶対に許されることではありません。
今回のサミットでの広島平和記念資料館の案内役を務めた松井一実広島市長は、全員「神妙な表情」だったといいます。ですが、その神妙さに、何を思い、何を考えたのでしょうか。顔つきだけを神妙にしても、そのための実践がともなわなければ何の意味もありません。その気があれば、それぞれが一国のトップリーダーなのですから、今日、明日にでも出来ることなのです。
核廃絶にそれぞれの国の議会の同意など要りません。リーダーが意思決定すればそれで実現できるのです。厳密に言えば議会での議論は必要ですが、一国のリーダーが決定すれば、究極の問題である核廃絶を否定できるはずがないからです。
その主要国のリーダーが集るサミットですから、ここで核廃絶を決定・確認すれば、その重みはもう絶対的なものです。G7メンバーでない、核保有国もこうした決定をすればどの国も無視出来なくなります。メンバーでなくても、保有国全てが国連加盟国になっているからです。
道しるべ G7広島サミット。参加国の中で、最も重要な位置にある米国、バイデン大統領は原爆を投下した国なのに、その謝罪の言葉もなく、核を廃絶するという言葉も口にしていません★核廃絶に当って、最大の影響力を持っているのは米国です。米国が保有国に率先して核廃絶を打ち出さなければ絶対に先に進ことがありません。核廃絶の全てが米国にかかっていると言っても過言ではありません★核兵器廃絶で平和が保証されるというものではありませんが、なによりも今は、地球そのものを滅ぼしかねない核廃絶を先決することなのです。
ココちゃんで~す
うわ~い、バラの花がいっぱいだワン 🥰 🥰
大阪市北区・中之島バラ園でザウルスちゃん撮影
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です
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