
2023年5月14日 第676号


ココちゃん通信
発行人
大阪のうめ吉
2023年
5月14日
第676号
編集・ココちゃん
使命投げ捨て原子力規制委
原発ケーブル、不備知り容認
もう完全な変質だ
事業者側に立った規制委
関西電力、九州電力の原発が火災防護対象のケーブルが認可された設計に沿って施工されず。ケーブルの周囲に可燃物を配置しないなどの処置を施すとした事業者の対応を認め。規制委は、この子どもだましのような措置を前提に運転停止を求めない方針。問題があるにもかかわらず、原子力規制委員会が問題視せず「ただちに原子炉の停止を命ずる必要はない」と、事業者側に立って容認していたことが明らかになりました。岸田首相が原発推進等5法案審議において「規制基準への適合性が確認できない原発の運転は一切認められない」と答弁しているのに規制委のこの姿勢。規制委はもう完全に変質しています。
首相答弁とも矛盾
山中伸介原子力規制委員会委員長長(日本テレビ)
火災防護対象ケーブルについての経緯は、21年、福井県にある関西電力美浜原発3号機の火災防護対象ケーブルが火災で共倒れになることを防ぐことから。二つの系統分離の設計で認可されていたのに実際は分離されていなかったことが判明したことです。
こうしたことから、関電だけでなく、九州電力、四国電力の原発ケーブル状況を確認しました。ところが、関電高浜原発1~4号機、高浜原発1~機、同大飯原発3、4号機、鹿児島県川内市の九電川内原発1、2号機、佐賀県の玄海原発3、4号機も認可された設計に従った分離がされていないことが発覚です。
延長12キロの
原発ケーブル
関電、九電の対策が必要ケーブルの総延長は約12キロ。
規制委の自覚ない委員長
両社は工事完了に相当の期間を要するため、この間はケーブル周囲に可燃物を配置しないなどの処置を施すとしています。
規制委は、それらの措置を施すことを前提に運転停止を求めない方針を取りました。
こうした問題で、日本共産党笠井亮衆院議員が12日、衆院経済産業委員会で政府を追及しています。「ケーブルが分離されていない場合、最悪の事態は炉心溶融に結びつく」と指摘。これらの原発について「原子炉等規制法に基づいて直ちに使用停止を命令すべきだ」とただしています。
ところが、答弁に立った中山伸介規制委委員長は、「技術基準に適合しているとは判断できない」と認めていながら、「ただちに原子炉の停止を命ずる必要はない」と、とんでもない強弁をしています。
これでは、一体何のために原子力規制委が存在しているのかということになります。規制委のこのような姿勢むは、正に原子炉認可庁そのものでしかありません。「適合性が確認できない原発の運転は一切認められない」と答弁せずにいられなかった岸田首相の答弁とも完全に矛盾するものです。
同議員は「適合性が判断できない原発の運転は止めるべき」と迫っています。西村康稔経済産業相は、首相答弁と同じ認識だ」としています。なのに、山中委員長は「ただちに原子炉の停止を命ずる必要はない」です。これは規制側の言葉、対応ではありません。このような委員長の規制委ですから、資源エネルギー庁と協議するようなことをやったこともうなずけるものです。
道しるべ 原子力規制委が変質し、歯止めがなくなった中で、参院で原発推進等5法案(GX電源法案)の審議がおこなわれています★福島第1原発で起きた事故。今も8万人以上の人が避難を余儀なくされ、復興も道半ばです。なによりも、岸田政権が進めている原発政策の転換は、国民的議論がされないままでの一大転換です★今、進めるべきは原発ではなく、太陽光、風力、地熱などの再生可能エネルギーの利用です。事業者寄りの規制委委員長などはもはや信じることができません。再び「福島」の事故に合わないよう再生エネに全力をあげるべきです。
ココちゃんで~す
🐸のお店で美味しいサンドイッチ買ってきたワン 🥰 🥰
食べる前に写真撮るザウ 😁
ザウルスちゃん撮影
みなさん、今日も一日元気で頑張りましようね
みなさん
おはようございます うめ吉
この欄はココちゃんの担当です